プライバシーの侵害だ

匿名劇壇という劇団を主宰する福谷圭祐(きえいろ)のブログ。

不一致ラジオの構成作家を募集します

久しぶりのブログ更新。

このコロナ禍で自分らしくない動き方もいくつかして、「呆然」「木曜のコント」といったコンテンツメイクチームに混ぜてもらったりもしていました。

 

自分が今わりと楽しめているのは、コロナに関係なく思いつきで始めた佐々木ヤス子さんとの「不一致ラジオ」です。

 

www.youtube.com

 

実は裏目標で4月中にはチャンネル登録者数100人めざしたいと思っていたんですけど、40人くらいでビタ止まり。たぶんこのブログを読みに来てくださっている人もそのくらいなので、僕のなんらかのコンテンツに興味がある人自体がそこでビタ止まり。

 

大熊&ヤス子夫妻の立ち上げた「失業夫婦」にあっという間に追い抜かれたし、あっちは生活を共にしてるからコンテンツの質も更新頻度も高いし、すげえ悔しい。

 

「(だったらさぁ!!!ボクを捨ててさぁ!!!!失業夫婦ばっかりやってれば!?!?!?)」とか思って、ヤス子さんから誰かへの鞍替えをマジで考えた。

大メンヘラおじさんの咆哮。

 

リアルにやる気がなくなりそうだったので、急いで二朗さんにイラストをお願いした。

ちなみにお友達価格ではあるもののしっかり金を払った。

ぶっちゃけ僕と二朗さんの間柄なら、こういう遊びのコンテンツに関してならワンチャン「描いてくださいよぉ~」という入り方もできそうな気がしたけど、そんなへりくだりを自分のプライドが許さなかったり、いちクリエイターとして無料で頼むことをしたくなかったり、なんか自分の中で一旦グチョグチョして、結局変な金額で頼んでしまった。

「(この値段で普通のオファーと解釈するのもなぁ…。これならいっそ、描いてくださいよぉ~って言ってくれた方が返す刀も色々あったなぁ…)」とか思われたかもしれん。死にたい。

 

f:id:tokumeigekidan:20200519194122j:plain

 

かわゆいイラストが上がったので、しばらくは愛でる気持ちで続けられそう。

マジで頼んでよかった。

ちなみに今まで使っていた写真は劇団員の松原由希子に撮ってもらったもの。これはこれで良かったので、また活用したい。

 

さて、今日はこの「不一致ラジオ」についていくつか募集。

 

まずは質問コーナーをやりたいので、質問を募集しています。

僕に対してでも、ヤス子さんに対してでも、なんでもかまいません。ある程度たまってからやりたいと思うので、早く読まれたいなら一人でバンバカ入れてもらっても、こっちはわからないので好きにしていただければ結構です。

 

peing.net

 

そして、ブログタイトルの話。

構成作家・放送作家になってくれる方を募集します。

作家といっても台本を書けというわけではなく、トークテーマの企画出しの人です。

 

チャンネルをザッと眺めてもらったらわかるような、

・パラメーターをいじって最強の子どもを作ろうぜ

・世界滅亡の前日に何をする?

みたいな、トークテーマを設定してくれる人が欲しいです。

 

このお題で話したら面白くなるんじゃないかと、企ててくれる人。

今は二週間に一度の4本撮りをしてるので、そのくらいのペース。

 

企画といっても、ほんとタイトルの一行でいいです。

展開が見えにくいものだけ、その都度一言添えていただければ。

 

まあでもそのへんは自由です。

僕と佐々木ヤス子さんのお喋りを裏で操ってくれればなんでも。

収録に立ち会う立ち会わないもどっちでもいいかなと思ってます。とにかくお題が欲しいというのがこの募集の主目的です。

 

僕の笑い声がキモボイスなので、できればボケやツッコミに集中して「なんか楽しい感を演出する笑い」はオミットしていきたいんですけど、つい二人きりだとやってしまうんですよね。ので、もしかしたら笑い役としての同席もいつかありうるかもです。

(オンラインだと回線の邪魔なので無理っぽい)

 

ギャラとかは無いです。

今週の日曜日、5月24日までの募集とします。

 

5月中には決めて返信します。

 

バナナ炎とかご存知の方はそれをイメージしてください。

あの「ベスト3を決める」みたいな、汎用性の高い最強のパッケージを提案してくれる方は全力で迎え入れます。

 

応募は僕のツイッターのDMまで。

twitter.com

 

簡単なプロフィールと、思い付くトークテーマを2~3個添えてくださると幸いです。

近畿以外でもかまいませんが、近畿だと「(おっ、近畿か)」と思います。

 

おっ、崖。

 

あとはよろしく!!!!!!!!!!!

 

うわぁ嗚呼ああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ…………………………!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

(了)

現在手を染めているいろいろなこと

 

いろいろとやりだしたので一旦まとめておく。

はっきり言って「自分は何がしたいのか」はすでに見失っています。というか、「ぶっちゃけ別に何もしたくない」という真実から目を背けないとまずいので、「(俺は何かをしたいはず!何かをしたいはずだ…!)」と思い込みながら、いろいろやってみています。

 

匿名劇壇

まずはやっぱり匿名劇壇。僕の主宰する劇団です。

tokumeigekidan.jimdofree.com

 

作・演出を担当しています。もうすぐ5月で10年目になる。

おおむね役者として出演もしてきましたが、「(役者として)稽古が嫌い」という致命的な欠陥を抱えているので、あまり出ないようにしています。

 

Edi-us

勤めている編集プロダクション。

www.edi-us.jp

 

食いぶち。

2016年4月から勤めているので、もうすぐ丸4年が経つ。「書く」という仕事が劇作家としてのスキルに関わるのではないかと思って始めたが、いい加減「(これ別に演劇とは全く関係ねぇな)」と気づきました。

ここで培っている能力を活かせたとすると、劇団の公演パンフレットづくりにこだわれたことくらいかしら。台本を書く作業とはあんまり関係がないです。

(そりゃ編集視点で考える力とか、そういうことでいえばある。でもそんなもんはマクドで鍛えた笑顔の接客みたいなもんで、関係あるっちゃあるが、ないっちゃないです)

 

公演パンフレット編集チーム

 

で、せっかくなので今やろうとしていることが、「パンフレット編集チーム」の結成。

匿名劇壇ではわりとこだわったパンフレットを制作しています。このノウハウを活かして、いろんな劇団のパンフレットを作ってみたいなと思い、現在ぼちぼちと営業アプローチをかけているところ。

東千紗都さん(撮影・取材)と二朗松田さん(デザイン)と僕(編集・原稿)の体制で、他団体の公演パンフレットをつくってみたいなと。

チーム名を決めたほうが動きやすそうなんですけど、どうしましょうかねぇ。考え中。

 

もし若手劇団(学生含む)の方で、「チラシとかパンフレットとか誰に頼んだらいいの?」「費用の相場観は?」など、その辺で迷子になっている方、ご連絡もらえたら相談に乗りますよ。

お金が欲しくて始めようとしていることですけど、お金を得るためにまずは実績を積みたいので、お金のことはシカトで問い合わせだけでももらえたら。

うちらができそうなのは多分こんなことですー、という資料をお渡ししますわ。

 

OnnanokO VOICE -演じる女の子にインタビュー-

kieiro.wixsite.com

 

劇作家と編集・ライター仕事の延長線上を結んで立ち上げてみたサイト。

これについては完全に趣味というか、「(若い女性のフレッシュな価値観に触れる時間をつくらないと、俺はヤバいかもしれない)」という危機感で始めました。

正直「恋愛」にも「女性」にも「人と話すこと」にも興味がないので、わりと意識的に動かないと、「道でずっと座ってるストロングゼロおじさん」になってしまうんですよね。

 

で、実際「全然それでいい」と思えてしまうんですよ。そこがまずいかなと。

 

あともうひとつ始めた大事な理由。

編集・ライター業と劇作家を結ぶといいましたが、実はこの二つには絶望的な差がある。

これは僕の書き方がそうという話で、一般論ではないですけど。

 

普通のインタビュー記事なんかは、散らかった話し言葉を整理して、読みやすくつくるんですよね。でも、劇作家としての作業はどちらかというと、自分の中にある「書き言葉」を、「話し言葉として散らかしていく作業」だと感じていて。

 

話し言葉を書き言葉にするということと、書き言葉を話し言葉にするということ。

これはもう、全然違う作業なんです。本当にきちんと意識して能力の使い方を分けないと、二つが混ざって良くないものになる。バランスが重要というより、基本的に片方にとって片方は「不純」なんですよね。

インタビュー記事を書くときに、劇作家としての思考は「不純」になるんです。そのムラ気はノイズにしかならない。また、劇作家として台詞を書くときに、インタビュー記事のような章立て思考は「不純」になる。

「演出家と編集者」は共通する部分が多くあるな、と思う。でも「劇作家とライター」は別!混ぜるべからず。互いの良さが、互いの良さをオミットする。

 

この違いに酔うので、フラットになれる場が欲しかった。

 

上記サイトでやっていることは単なる「文字起こし」なんですが、「人の台詞を聞いて、それをそのまま書く」という時間は、僕にとっていい「ネジまき」になるんじゃないかなと。

週に一回くらい更新できたらいいなと思ってますが、それだと週に一回は誰かと会わなきゃいけないことになるし、それはしんどいので、月に一回くらいでいいかな。

 

ここを更新しているのは「きえいろ」という僕の第四人格です。

 

ラヴィーナ&メゾン STORY FOR TWO

www.kiss-fm.co.jp

 

Kiss FM KOBEのラジオドラマ番組。月に一回のレギュラー作家です。

これも次の4月で丸4年になる。えらい長いこと使ってくれてるな。

96年から続いているこの番組ですが、新陳代謝を大事にしている番組だと思うので、そろそろ退陣することになるんじゃないだろうか。

だけどもう少し続けたい。3分程度の男女の会話を書くのは楽しい。無限に書ける。

のたにさんの演じ方がいつも発見をもたらしてくれて楽しい。

 

FiTCH -不一致ラジオ- 

www.youtube.com

 

佐々木ヤス子さんと始めたYouTubeのラジオチャンネル。

ヤス子さんに「僕とラジオしませんか…?嫌なら嫌って言ってください…」というような思いつめたLINEを送ってみたところ、ご快諾いただいたので始められました。

 

#001と#002は記念に同時投稿することにした。

映像編集をするほどの体力はないので、音声コンテンツとして続けていきます。

 

一度『水の泡』で共演したり、『運命的なアイデア』に出演してもらったりしましたが、マジでトータルの会話文字数は1000字以下なので、仲良く話せるかわかりません。

でも、劇団員と今更こういうことをしても楽しめる気がしないし、かといって先輩や後輩を誘うのも気が引けるしで、僕にはヤス子さんしかいませんでした(消去法)。

 

ミニマム週一回くらいで更新できたらいいなと思っています。

内容はできるだけフラットなコンテンツをめざして、あまり演劇の話はせずに、ただただ面白い会話ができたらいいなと。

ぼちぼちやっていくので、チャンネル登録よろしくお願いします。

 

せっかくやるんだから1000人をめざしたいけど、1000人のチャンネル登録者数ですらYouTubeの上位12%なんだってさ。どう考えても無理やわ。

 

***

 

こんなもんかな。

あとはnoteも始めてみたいとは思っていますが、もう少しいろいろと身の回りの流れが整ってからにしようかな。このブログの立ち位置もよくわからなくなるし。

 

と、こんなふうにウロチョロしていたら、すっかりまた台本を書いていないんですよね。まあ上演の機会が決まっていないので、まあ後回しにはなってしまうのですが。

一旦「劇団員のみ」という制約を無視して、ものすごくフラットな気持ちで書き始めてはいます。良い味を出してる始まり方を書けてはいて、竹内銃一郎先生の『みず色の空、そら色の水』の影響が出てるような感じ。

ま、このままこれを書き続けるのかはわかりませんが。いつやれるかわかんないしね。

 

こんなふうにのそのそと動き出したのも、劇団が大赤字を抱えたから。

もちろん上記はすぐにマネタイズできるわけではないし、さすがにYouTubeで稼ぐなんてこと考えていないので、直近でやれることも進めていかなくちゃという感じです。

 

ゲーテの言葉で、「人生は全て次の二つから成り立っている。『したいけど、できない。』『できるけど、したくない。』」というのがあるんですけど、福谷の言葉で「ほんまそれ」って思いますね。

「したくない」を「したい」に変えるより、「できない」を「できる」に変える方が楽そうなので、できないことをできるようになっていきたいと思います。

 

今年で30歳になるし、なにもかもぶん投げて沖縄に逃げるにはいいタイミングです。

ぶん投げるとき、できるだけいろんなものを抱えていた方が絵的にキレイなので、少しずつ荷物を増やしていきましょう。

たった一つの重たい荷物をドスンと降ろすのは絵が弱いですからね。

 

宣伝目的でインタビューサイトに出たい人は連絡くれたらすぐに話聞きに行きますし、パンフレット作りたい人も秒で二朗さん紹介しますし、YouTubeラジオにもお便りくれたら多分読むんじゃないですか?知らんけど。

 

ま、ぼちぼちやっていきます。

 

(了)

些事だらけのブログ

 

 

とりあえず、僕のパワーはいまブログに向かっていない。違うことをしてる。

公演が終わって、「めちゃめちゃ赤字抱えたよ編」とか「この作品はこんな感じだったよ編」とかを、このくらいで公開してもいいかなってくらいまで書き進めてたけど、「(まあでも…今そんなの…どうでもいっか…)」と思って、さくっと封印した。

 

いろいろと考えごとや図りごとをしてるなか、そんなふうに「(まあ、どうでもいっか…)」と弾き飛ばしまくったいくつかのことは、ぽんぽんと忘れていく。

それはそれでちょっともったいないかなと思ったので、結局ブログを書いてみることにした。

 

ので、ここで語るすべてはおおむね僕にとって現時点で些事。

書くことで、ちょっとだけ想いを深めてみようというコンセプト。だから久しぶりに「##」の記号で話題をぶんぶん変えていく書き方を選ぶ。(ほんと久々だなこの書き方)

 

##

 

この書き方、たしか誰かが真似しててイラっときてやめてたんですよね。

誰か忘れたけど、「まあおおむね僕の書き方の影響下だろうな」って思えるところにいた人。マジで誰だったっけ。忘れた。妄想かもしれん。大学時代にも真似されてたけど、それは別になんとも思ってなかった。そいつは思い出せる。

真似されたことがイラついたというより、「(なんかこの書き方読んでてムカついてくんな…)」と思ったのがきっかけ。自分の猫背を客観視した感じというか。

なんかこの書き方の「調子に乗ってる感」えぐいんですよね。

いや、書き方というより、この乱暴な話題転換が許されてることにより起こりやすくなる乱雑な言葉選び・話運び⇒文章の展開=思考の展開が、かな?

 

##

 

さらし上げみたいになって申し訳ないけど、まあどうせ開かれたネット上のあれだから別にいいやと思って書くが、この一連のツイート、どう考えても謝りすぎでイラついた。

 

 

 

謝る要素皆無。ウイングのはしもっさんのリプでFA。

なんにも謝ることなんかない。少々ラフプレーでいいなら「あ、非公開上演って、非公開で上演するっていう、そのままの意味っすー」という返信で終わりの話。

岳良さんとはマジで会釈くらいしかしたことないけど、マジこんな意味のない部分を「申し訳ない」って本心で思ってるのなら、それは考え直した方がいい。しんどすぎる。

なによりご不明点お問い合わせはウイングっつってんだからウイングだよ。こんなもん任せとけ任せとけ。肩の力抜け。いらんもんまで背負うな。もうすでにパンパンやろ。

 

##

 

リスクヘッジをどこまで、と考える。

こないだの会議で松原が「もし今後こういう事態があったときに、それを回避するための準備は可能か」というようなことを言いかけてて、すぐ「いやそれは無理やで」とシャットアウトしてしまった。その速さにちょっと反省したけど、まあおおむね無理でFA。

降板する俳優が出た場合、とか、そういうのは考えられる。それでもやっぱり準備できることは限られてて。ここまでの事態を想定して体制を整えるってのは無理。運ゲーの領域。
でも消毒液の設置は常識になっていくアフターコロナかもね。

 

##

 

強烈にアウトローで乱暴な予想。

例えば牛丼屋のワンオペ問題って、「強盗に入られる・接客クオリティが下がる」とかを、補ってあまりある「コスト面のメリット」があるって話があったよね?

常に二人体制にしたほうが、「強盗に入られたり・お客さんが離れたり」することよりも、コスト的にはダメージがデカい。強盗に入られようが、お客さんが一定数離れようが、ワンオペのほうが得。だからこそ、ワンオペ問題は根深い。

って聞いたことある気がするんだけども。

 

で、このコロナ騒動に暴論ぶちかますと。

「感染ピークを回避しようとすることで受ける経済的ダメージ」と、「何もしないで感染拡大しまくった果てに受ける経済的ダメージ」を天秤にかけたとき、今ってどうなんでしょうね?

実際「なんもしないでひたすら感染拡大して大変なことになる」ほうが、「オリンピック中止にするとか云々」より「マシ」だったら、どうします…?

 

果たして私たちはワンオペを止められるか、ということを連想しました。

 

##

 

劇団のバックアップをつくろうと考えたことがあるのを思い出した。

劇団名はまさに「バックアップ」とか「予備」。

それはなんのためにあるかというと、もし匿名劇壇が解散になったとき、もしかしたら僕は生きる希望を失ってしまうかもしれなくて、そういう感じで死んでしまうことを想像して。要は「コミュニティが一つだと、それを失う・離れるとき、ヤバいよね」ってことで。

学校とか。会社も、家族もそうかな。

僕は結婚願望もないし、この会社で骨を埋めようとも思ってないので、現時点で「匿名劇壇」に一番思い入れが強くなってしまっていて。まあゆえにしがみつくわけだけど、それもメリデメあるわけで。別のコミュニティがあるに越したことはない。

 

↓みたいなことを書いたブログの下書きです。興味のある人は読んでみてください。

https://tokumeigekidan.hatenablog.com/draft/azTE0FxB0LrSWuz50T_1oBHhXdk

↑このリンクからしか飛べないようになってます。

 

※現在は募集してるわけじゃないので!こんなことを考えたってだけの話です!

 

##

 

ギアはよく考えたらマジで面白かった。

家帰ってからギアの映像とか取材とかめっちゃ見た。

 

ドールが最後に声を絞り出さんとするところで一定のカタルシス・情動を呼び起こすには、事前に「声が出ないことによる情報の誤解・不伝達」があったほうがいい。

ノンバーバルで非常に巧みにコミュニケーションを達成できているわけだが、それだけでなく、言葉を紡げないことで起こってしまう不都合な部分を描いておく。

例えば、仮にロボットはアラーム音を鳴らす装置のようなものを持っていて、「振り向かせたいとき」などにそれを使用しているとする。基本的にロボ同士の「おーい」的なコミュニケーションは、その装置によって行われているものとする。

まあ足音を鳴らすとかで達成できてしまうんだけど…、そこはまあなんかプログラムの都合の音域があるとして、「そういう専用のツール」で「呼びかけ」を行うのが、ロボ同士のコミュニケーションにおいて有効だとしておいて。

それがないと、「おーい」が伝えられなくて困るのである、という場面も描いておいて。

 

そのツールが、事故により破損する。鳴らそうと思っても鳴らせなくなる。

⇒だからついに、ドールは声を絞り出したのだ。

というような展開だと、より胸アツじゃないかなと。

 

笛がベストだと思うが、ロボとの相性が微妙。(あと壊れ方むずい)

 

扇風機で紙まき散らすやつは、ものすごい強引でめっちゃ楽しかった。

 

##

 

100日後に死ぬワニ、マジで面白い。

良い体験ができている。ツイッターでリアルタイムに追うのが間違いなく良い楽しみ方。ドラマとして先が見えない、どうなるんだろうっていう楽しみ方とは少し違う。「どうやって死ぬんだろう」も少しあるけど、それも違う。

不思議な体験。すごくシンプルな体験。

 

##

 

京都の地点問題は、見てて重たい。

天のラスト、アカギが語った「お前は成功を積みすぎた」って言葉を思い出した。

とにかく身軽じゃなさを感じる。

 

平田オリザさんはなんであんなに身軽なんだろうか。すごいよね。偉くて身軽ってすごい。

こうした折に、まあ良いとか悪いとかもちゃんと俺たちも意見を述べたり考えたりするのは大事なんだろうけど、そんなことより身軽であることの大切さを感じる。

 

身軽と軽薄は違う。今の俺のこの書き方は「軽薄」。

 

##

 

客演さんと接する中で、ほんとにいくつもの、マジでいくつものハラスメントの種を自分の中に感じた。解釈によっては発芽してるものもあったと思う。

少なくとも、僕の中には、焦りや苛立ちに我を忘れる自分がいる。忘れないようにしてるし、常に穏やかでいようとしてるけど、その「いようとする」ことを忘れることがある。

 

劇団員との慣れた付き合いでは、不感症になっていた要素。

劇団員に対してだって、同じだったと対象が変わることで気が付けた。

 

あと、ある部分の演出について、「この演出は、作品の本意とは離れた意味のネガティブな要素をはらんでいる」と松原から提言をもらえたことは本当にありがたかった。

視点が増えて、選択することができた。

なにより、その指摘を受けたときに「?」だったのが、実際にその指摘を受けた後に見ると「!」に変わったのが得難い経験だった。

 

「勉強になった」っていうと安っぽくてアホみたいだが。「視点を得た」。

 

##

 

マジで雑なブログやな。

まあええわ。今はここに時間を使わずに、違うところを楽しもう。

 

(了)

【コロナウイルス】上演の継続について

 

※日記のつもりで書き始めたので、個人的な気持ちと、団体としての声明がごちゃ混ぜになって、ちょっと不快感や読みにくさを与えてしまう可能性のある文章になってしまいました。誤解を招かないために、簡略化して伝えたいことを先に書いておきます。

  • 上演は継続する
  • 感染予防・拡散防止の趣旨はこまばアゴラ劇場の発信と取り急ぎ同様とする
  • 最大限の対策は続ける(換気・消毒)

これ以外の内容はおおむね鳴き声です。あんまり気にしないでください。 

 

***

 

新型コロナウイルスの脅威が続いています。

イベントの自粛も相次ぎ、「あー、これワンチャン一律のイベント自粛要請あるなー」と思ってましたが、とりあえずそのノリはないとのことですね。とはいえ、大阪はもう維新派の国だし、自粛ムードの雰囲気は加速しちゃいますね。大阪市から助成金もらってるわけだから、マジでワンチャン「中止したら?」って連絡が来るかもって結構ビビってます。

 

で一応、上演は続けますっていう意思表示だけしておこうかなと。

 

こんなときに僕がいつも思うのは、「行政による特別な対策は必要だけど、個人レベルの特別な対策は、おおむね不要なんじゃないの?」ということ。例えば「手洗い・うがいをしましょう」って、別にコロナ云々とか関係ないじゃないですか。そもそも僕たちはインフルエンザとか風邪っていう絶対に避けたい危機と、慢性的に戦っているわけで。あと地震とか。急にめっちゃ殺そうとしてくる人とか。危ないことはいっぱいですから。

できるのは、特別ではない、普段通りの対策です。

 

もちろん演劇公演を行っている以上、「(考えなあかんよなぁ)」と思って考えてはいるんですけど、「対策してるので安全です」なんて言えないし、「各々考えて行動してください」みたいな無意味な発信をしてもしょうがないし、中止になんかしたくないし、(中止にしたらコロナよりも致死率の高い劇場費に殺されるし)、俺たちが中止しても別に映画館やイオンや電車や乱交パーティは今日も繁盛しているし。プロ野球も始まるし。

「基本的には祈りの領域じゃないの?」と思ってしまうんですよね。避難訓練は無意味とか、手洗いうがいは無意味って話じゃないですよ。そういう「いつもの対策」以上の個人的な対策は、もう「祈り」とか「ジンクス」の領域じゃないかと思うんです。

 

例えばね、府とか市は何かしら決断したり行動したりする必要はあると思うんですよ。病院のこととか考えないとあかんし。個人レベルでの対策じゃなくて、全体のコントロールとして。でも、個人が全体をコントロールすることなんて不可能じゃないですか。どこまでいっても、「俺はそうする」っていう個人の話ですよね。「俺は、俺が感染したくないから、マスクをつけたうえに外出もしない」っていう。「俺は、俺の公演で感染者を出したくないから、中止する」っていう。んでそれは、「(まあでもそれは、大阪及び日本全体に与えるリスク回避率としては誤差も誤差ですよね)」っていう話で。

で、さらにいえば「あなた(私)の身の回りにある慢性的な危機と比べても、やっぱり誤差レベルのリスク回避でしかないよね」と思うんですよ。感染したくないから人混みを避けたとしても、そういえば最近耳鳴りがするし、ウーバーイーツも食うてるし、振り返ったらこっぴどくフッた元カノがナイフを持って立ってるし。

 

うーん、伝わるかなぁ。「どうせ」って話をしてるんつもりじゃないんですけどね。

今回の公演に大阪市から中止せよという指示が来たらそれは全体にとって意味のあることなので全然ブチギレながら中止しますけど、僕たちが自主的に中止したとしても、それって全体としてはあんまり意味のないことですよねって話です。

 

なんで急にこんなことを書いてるかというと、日本と各都道府県のイベントの取り扱い方の雰囲気が決まってきたってことと、僕は性格が終わっているので2chを見てしまうんですけど、そこで「(なんじゃこいつ)」と思った書き込みを見かけたから。

(別にうちのとこ目がけて書かれたものではないと思うけど)

 

965名無しさん@公演中2020/02/19(水) 13:22:55.83ID:90BTMq8W

移動中の感染リスク、密閉された空間で2時間近く観劇という濃厚感染のリスク

コロナ蔓延してる時に何の対策も言及すらせずに、ただ「来てください」「予約お待ちしています」と言われても困る

マスクを外して舞台に立つ役者はリスク倍なんだろうが

 

この、「困る」という表現がほんとキモくて。

なんなんですかね、「困る」って。それは、なんですかね。「困る」ってなんでしょう。なにが「困る」んですかね。「困る」って、どういう意味なんでしょう。

 

マスクを配ってもらえたら困らないんでしょうか。

アルコール消毒液を設置していたら困らないんでしょうか。

それで安心できるんでしょうか。

……それはもう祈りやジンクスの領域ですよ、という前述のお話です。

 

「コロナ対策ばっちりです!来てください!」と言われたら困らないのか。

「コロナが不安な世の中ですよね。予約お待ちしています!」と言われたら困らないのか。

 

基本的には各イベント「感染拡大のリスクを完全には払しょくできないから」中止の判断がなされているわけです。そりゃそうでしょう。そりゃそうなんですよ。そんなもの、払しょくできるわけないんです。そのうえで、選んで決めるわけですわ。僕もあなたも。そのときにね、「困る」なんて表現は腹が立つんですよね。君に一体なんの強制力が働いてるわけさ?(あと「リスク倍」ってなに?どういう計算?)

 

まあとはいえね、「対策()」はしたほうがいいのは事実ですね。配れるほどのマスクなんか用意できないし、アルコール消毒液もドラッグストアでひょいと買える状況じゃないですが、用意したいですよ。でもね、強調したいのは、とはいえそんなもん「だからなに?」ってレベルの話なんですよ。外で飯も食うし。

そのうえで、「用意できないなら上演を続けるべきではない」とは考えないです。用意したとしても、「感染のリスクを完全には払しょくできない」という事実になんら変わりありませんから。同じ話です。あとはそれぞれの判断です。

 

毎ステージ平均50名程度の集客力で、総動員数も1000人程度のイベントを、単体で今中止したところで、全体的にはほとんど意味はないと僕は考えます。ほんでアルコール消毒液やマスクを設置したとして、そもそも「劇場空間で用意したマスク」を配布したところで、「劇場外から持ち込まれたマスク」がすぐそこにあるわけで、「電車・バス・タクシーと同程度のリスク」と考えます。

僕だってめちゃめちゃ電車乗ってめちゃめちゃ仕事してから劇場に行ってるし。

 

ここまで書いてなんとなく自分の中でまとまってきたけど、現在のこの動員力を「個人」とみるかどうかが分かれ目な気がしますね。どうですかね。「個人」じゃないっすかね?

大阪市が指示を出したら、「個人」じゃなくなりますよ?当然。まあそのレベルだと学校も休みにする指示が出るような気がしますけどね。そうなって初めて、意味を持つんじゃないでしょうか。

 

まあ何が正しくて何が間違ってるかはわからないですけど、気持ちの表明として。

・中止は考えてません。

・マスクとアルコール消毒液を設置したからといって、それを免罪符(あるいは印籠)のように振りかざす気持ちには全くなれません。

・ただでさえ動員が少なくてもうしんどいです。

 

ぐらいでしょうか。

いや、まあ「せめてマスクとアルコール消毒液を」っていう意見は大いにわかるんですけどね。わかるんですけど、それはもう、「せめて」じゃなくて、「たかが」なんですよ。だって、府の主催イベントは中止してるんですよ?そうでしょ?なんで中止してるの?リスクが否めないからでしょ?多くの人が集まるからでしょ?

府が、府をコントロールしようとして、中止してるんですよ?

 

僕のこのブログ、書いてないのと一緒ですし、読んでないのと一緒ですからね?

安心してご来場くださいなんて言えないし、中止になんかできないです。

もう、はっきりめっこり、「特にいうことありません」なんです。

 

それをね、この2chのヤローが、っんとに、なんだコノヤロー。

考えてから書けバカヤロー。

これで満足かバカヤロー。

これでお前の何かが満たされるのかバカヤロー。

 

なにが「困る」だよ。きっしょくの悪い。

何に困っていてどのように解決される悩みかよく考えて書いてみろ。

自分のキモさがわかるから。

 

と、なんかムカッとしたという話でした。

 

…あ、ここまで書いた時点でアゴラ劇場からの発信を見つけました。

www.komaba-agora.com

 

これと「完全に一緒」ってことにします。全乗っかりです。

ただまあ、

 

場内での感染予防について

開場前の換気、終演後の消毒などには万全を期しております。

 

ここに関しては微妙っちゃ微妙かなぁ…!

そんな、なに?食品工場みたいにはできるわけないからなぁ…!

万全…うーん…万全ってなんすかね…?

「できることはやってる」っていう、すげー意味のないことくらいなら言えるけど、それがマジで免罪符(あるいは印籠)になるのが超気持ち悪いんだよなぁ…!

もちろん、「なんの対策もしていない」ことと、「対策をしている」ことには、大きな差があることはわかっちゃいるんですけどね。でも、それがとにかく、「だからといって別にオールオッケーでは全然ない」ってのが気持ち悪いんですよ。

アピールプレイに見えるんですよ。だって、リスクは絶対にあるんですから。

 

「リスクを減らしてますよ」ってアピールに意味なんかなくて、「リスクはありますよ」ってアピールもやっぱり意味なんかなくて、「みんなで中止にしますね」って話じゃない限り、おおむね鳴き声以上の効果はないと思うんだけど…。

 

ぜひ伝わってほしいのは、アゴラの「ちゃんとした文章のちゃんとした発信」と、僕の「日常語で書いてる個人的な発信」に、「ぶっちゃけそんなに大差ないよ…?」ってことかしら。

 

いや、でも、そうか。大差あるか。

やっぱりちゃんと書いた方がいいのか。

「発熱・咳・全身痛などの症状が継続してある場合には、できるかぎり観劇をお控えいただければと存じます。」←こんなもん、「そらそうやろ!!!!!」としか思えないし、別に今までも、コロナが沈静化した後のこれからも「そらそうであってくれよ!!!!!」としか思えないが、やっぱ書くのと書かないのは大違い?なのかなぁ。

 

こういうことを書いておけば、2chの人も「困らなかった」のかしらね?

(正直、これが発信されようが発信されまいが、本質的にはやっぱり“たいして意味はない”と僕は思ってしまうんですけどね。安心する人も、そりゃいますしね。)

 

確かに、ちょっと反省。

すみませんでした。

 

取り急ぎ、リンク先のアゴラの内容に乗っかる形でってことにさせてください。

あとは大阪の状況に合わせて、臨機応変に対応します。

 

よろしくお願いいたします。

 

……と、ここまで書いて、「(さすがに不真面目かな…?)」と思い、

劇団員制作に相談し、きちんとした対策と発信も整えてもらいました。

 

https://tokumeigekidan.jimdofree.com/next/info/

 

対応がやや遅れていたことをお詫びいたします。

なかなかアレなアレですが、やはり皆様に作品を観ていただきたいという気持ちに変わりはなく、劇場でお待ちしております。

 

(了)

『運命的なアイデア』の出演者とは関わってない

 

『ときめく医学と運命的なアイデア』絶賛上演中です。

いつもなら先週末で終わっていたということを思うと、なんだか不思議な感覚。というか、ロングランであるせいなのか、客演陣を多く呼んでいるせいなのか、自分が出演していないせいなのか、ものすごく「いつものホーム感」に欠けており、「始まったぜ」という感覚もなんだか希薄。スーパーネガティブに表現すると、盛り上がりに欠けるという感じ。

オーディションに来てくださった方とか、たぶん全員新婚旅行に行ってる。

 

作品の仕上がりは上々で、今の自分が技術でつくれるレベルは達成できたかなと思う。

次回作はやっと長編を書く気力が湧いたので、たぶんフラッシュフィクションはしばらくお預けにすると思います。ま、とはいえ今回爆死したら全然演劇辞めるけども。すでに爆死する分岐ルートに入ってしまったので、演劇を続けたい気持ちにやっとなった頃にはもう続けられない、「孝行のしたい時分に親はなし」的な、特段めずらしくもない人生のあるあるルートに展開していくんでしょうね。

 

>――ここに余計な自己吐露を書いてしまいましたが、読気を損ないそうだったのでカットしました――<

(読気(どっけ)=読みたい気持ち、として表現したけど、こんな言葉はどうやら無いみたい。読気(どっけ)みたいな言葉ありませんでしたっけ?)

 

こんな話はどうでもよくて。

運命編初日が終わったときに、ヤス子さんに「たぶんこういうこと言われたくないとは思いますけど…、運命編の役者紹介はもう書かないんですか?」と言われまして。

おもくそ忘れてたので僕は爆笑したんですけど。たしかに書かないのはやばいですよね。

ということで一応書こうとしてみますが…。

 

僕はマジで、マジのマジでこの方々とプライベートな会話をしていないので、どんな人たちなのか全然知りません。そのくせ、小屋入り後の場当たりで作品がうまく立ち上がらないのを人のせいにしてイライラしてしまって。無口になった上、「もう失敗とかいいですから…やめてくださいよ…」とかマイク越しに呟いてしまって。休憩中に「(あー、俺もうマジで死んだほうがマシやなー)」とか思って、一応反省してすぐに謝りましたけど。

販売パンフレットに架空ハラスメント日記とか書いて、自分の中にある加害性や攻撃性を手玉に取って遊んでいたつもりが、全然アンコントローラブルになってたんですよね。怒鳴ったりしないだけマシと思ったりもしますけど、怒鳴らないのは単に怖がりだからですし。

根本的に人と関わる資格がないんですよねー。

だからやっぱり、真面目には役者紹介なんて書けないです。

医学編だって誰がどう読んでもテキトーでしたし。そんなノリで書きます。

 

宇佐美みお(劇団ウンウンウニウム)

 

彼女の良い所を引き出せてると自負しているのはTikTokのシーンかな。まあ引き出すも何も、アドリブでやってもらっているだけですけど。本当はあの彼女特有のニュアンスを仕組みと仕掛けで創造してみたかった。筆力と人間力が足りなかったですね。

性格は一生懸命な人だと思います。僕はアルバイトしているときも、後輩が入ってくるたび「一応一時間に一回トイレチェックなんですけど、時と場合でシカトしてもいいです」みたいな裏ワザを初手で教えたりするんですが、想像するに彼女は「(一時間に一回のトイレチェックに行かないと…!ああでもお客さんが…!洗い物も溜まってる…!)」と焦ってしまうタイプに見えます。そして、僕が教えた「別にときとばでサボっちゃえばいいんすよ」を社員がいるときに実践してしまい、「ゴラァ!」と怒られるタイプに見えます。

 

だけどそんな彼女の必死な振る舞いは、きっと優しいバイトリーダーの目に留まります。そしていずれはそのバイトリーダーと付き合うんでしょう。だが、相手はしょせんバイトリーダーです。僕からすると、社員さんにこそ好かれるべきだと思えるのですが…。しかもそのバイトリーダー、厨房の食材たまにパクッてますからね。マジでやめといたほうがいいですよ。

 

亀山貴也

 

以前『夫人マクベス』でも一応共演しましたが、基本的には全然関わっていませんし、今回も特に関わっていないに等しいです。もともとそうだったのか、かなりうまいのか、匿名劇壇っぽい言葉遣いに慣れるのが早かったなと感じました。

「電話中にセックスするくらいのね」という台詞を「車の、電車の、電話のなかで、セックスするくらいのね」みたいな噛み方していたのが面白かったです。もともと台本上で意味を取り違えて「テレフォンセックス」と表現していたのを修正したもらったせいもあるかもしれませんが、「カーセックス」とか「電車の中で」とか「電話中に」みたいな概念がすべて入り混じった結果、「電話のなか」という謎空間でセックスすることになってたのが爆笑でした。

非常に穏やかな人で、加害性や攻撃性などから最も遠いところにいる人だと感じます。でもだからこそ一番怖いです。あと、着替えの段取りなどでテンパってるときの目はイってます。

 

佐々木ヤス子(サファリ・P)

 

ヤス子さんはいいですよ、かなりいいです。また出てもらいたい。それこそ匿名劇壇の初期なんて、笑いの感性がウンコのやつばっかりだったので、笑いが生まれる間を一つひとつ丁寧に指定してきたりしてましたが、ヤス子さんには「良い感じの間で」といえばすぐ伝わるし、そもそもそれを伝えなくても基本オモロの間で芝居をしてくれました。

「匿名劇壇の女優×杉原」のカップリングも少々食傷気味だったので、ヤス子さん×杉原のシーンは新鮮で楽しいです。あとは特に書くことはありません。

あ、でも『水の泡』で共演して、そのときも特に関わってないですけど、その時と比べるとかなり「大人」になっている気がします。人生のガチ感が違うというか。別になにがどうとか、特定のエピソードがあるわけじゃないですが、「は?ヤス子さん人生ガチ勢やん」と思う瞬間がちょこちょこあります。僕はカスなのでそういうところにビビります。

初日は台詞を言うまでに不審な間があって、「(あれ…?こいつ台詞言わんのちゃう…?)」と関係者が全員思うくだりがありました。尋ねると、「全然関係ない昨日のこと考えてた」と言ってました。ぼこ。

 

沢栁優大(安住の地)

 

ビビるぐらい闇の無い人間で、「なにこいつ。お花屋さんかよ」と思うことがたびたびあります。器用で達者というところは、以前『みず色の空、そら色の水』で共演したときから感じていましたが、この闇の無さは計算外でした。たぶん彼を拷問しても何も出てこないです。出てきたとしても、女友達にちょっかい出したとかその程度のことです。

例えば劇団員の男子勢は、特に何を聞かれるでもなくいきなり拷問されて、「わかるやろ?言えよ」と爪を剥がされ続けたら、それなりに闇がボロボロ出てくると思うんですよね。

沢栁さんはそういうのがなさそうです。あ、でも拷問してないのでわかりません。

 

高橋映美子

 

稽古中、匿名劇壇のテンポ感に置き去りになってしまいがちでした。先日は本番で完全に台詞を飛ばしてましたが、まあ僕が見てたらワロける程度で、お客さんにはわからない形で乗り切っていました。その辺はさすがに経験ですよね。

僕が何をどう描きたいのか不明瞭だった時間が長く、高橋さんにはかなり苦労をかけたと思います。たぶん現在進行形ですが、そこはもうしょうがないですね。

『僕のヘビ母さん』では共演しましたが、関わっていないに等しいです。

年齢もキャリアも上ですが、ガラスのハート感があって基本的に心配になります。たぶんガラスのハートだと思います。怒るというよりも傷つくタイプ。着替えの段取りで亀山さんは目が全部黒目になっていくタイプですが、高橋さんは白目になるタイプです。

 

中路輝(ゲキゲキ/劇団「劇団」)

 

非常にナイスガイです。「こういう人をナイスガイっていうんやで」と言いたい。たぶん募金とかするタイプの人です。人のために動ける男だと思います。あかん、全然知りません。テキトーこきました。でも実際に中路さんはたぶん優しくて、いい雰囲気のムードメーカー的なところがあると思います。

良い劇団にはこういう人が必ずいると思います。知らんけど。良い劇団には必ずいるこういう人って感じがします。よく笑うし、いい人です。

昨日は奥さんの手作りチョコレートをどうぞと配ってくださいました。おいしかったのですが、それはさておき、別に奥さんが見てるわけでもないし、なんならその場の誰も中路さんに注目していなかったのに、中路さんはそれを一口食べて、「うわっ、うまぁ…」みたいなリアクションをしていました。僕は「(こいつマジか)」と思いながら、でも、心底「(ナイスガイやわぁ)」と思いました。全員中路さんと結婚するべきだと思います。全員が中路さんに求婚しているとき、中路さんは「ちょちょ、待って、待ってーや!順番、順番!」と言っていて、それはもう殴りたくなるくらいムカつくと思いますが、それは彼の優しさゆえなので、僕は許してあげたいと思います。

 

 

さて、こんなところでしょうか。

思いのほかちゃんと書いてしまったので、また逆に医学の方をちゃんと書かないといけないような気がしてきます。まあでも、それはまあ…また…。

 

あ、一応。冒頭でオーディションに来た方全員新婚旅行みたいな皮肉っぽいこと書いてしまったけど、別に観に来ないことをそんなにディスる気持ちはないですからね。オーディションってやつの性質上、そういうもんだし、そういうもんだなと思ってます。

僕だって、つい最近仕事で一緒した人と「実はオーディション受けてたんですよ」とあいさつされて、全然ピンとこなかったという事件がありました。もちろん正直に覚えてないですといいましたけど。一緒になれなかったのだから、離れてしまうのはしょうがないです。

 

でももし、もしこれを読んでくださっているのなら、なんというか、観に来て、「なんであいつが採用されてんのかわからん」くらいのこと、言ってくれたら、僕は結構、たぶんそういうのが一番、おしっこ漏れるくらい興奮すると思うんですよね。

そういうのが、あったらいいなぁ。

 

(了)

 

↓予約とかのやつ

tokumeigekidan.jimdofree.com

 

『ときめく医学』の出演者はブチギレている

 

匿名劇壇のオーディションは、約45分で6名ほどのグループを見ていく形式でした。事前に渡した台本を演じてもらい、簡単なオーダーとその反映を繰り返して終了。

 

最近、インタビュー的なもので「オーディションの選考基準は?」という内容を聞かれました。そのとき、「ぶっちゃけこんな短時間でその人の性質など掴めるわけがない。あえていうなら年齢と見た目。言葉を選ばずにいうなら、“その場のノリ”」というふうに答えました。

 

もちろん、いわずもがな演技の方向性や言葉の解釈のスムーズさなどもチェックしていましたが、それはやっぱり「しばらくやらなきゃわかんないよね」という話です。真剣に選ばせていただいたものの、最終的にはやはり“ノリ”や“雰囲気”であったといえる。

 

そしてさらにいえば、100時間程度稽古したところで、「やっぱりわかんないよね」と感じている今日この頃なわけです。

 

僕なんて特に人見知りで、いまだに誰とも仲良くなっていません。

出演者がどんな性格なのか、全然わからないまま稽古しています。

 

ダメ出しをしているときも、真顔で聞いている彼らを見ながら、「(あれ…?こいつら全員ブチギレてんのかな…?)」と思いながら喋っています。

最近販売用のパンフレットの原稿を読ませてもらい、稽古が楽しいといういくつかの言及を目にして、「(あ…別にブチギレてなかったんか…)」と感じたくらいです。

 

今日は『ときめく医学』編の出演者について書いてみたいと思います。

30分一本勝負。乱筆失礼。

 

『ときめく医学』編

 

小野村 優

当て書きをしたつもりなんて一切ないのに、小野村さんの演技を見ていると、「(俺、小野村さんの個性を見抜いて当て書きするのうまいな…)」と思ってしまいます。でも、当て書きなんて一切していないので、小野村さんがテキストに「当てる」のがうまいのでした。

わりと精神的にぐらついてる女性を多く演じてもらっていますが、「(小野村さんって精神的にぐらついてんのかな…)」と思えるほど、雰囲気をまとうのが上手です。

でもたぶん実際に、泣きたいときに笑うタイプの人間だと思います。知らんけど。そうですね。全然知りませんでした。適当です、ごめんなさい。ブチギレてるかもしれません。

 

北山 聖佳(近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻)

北山さんは、今回の座組で僕が「(ブチギレてんのかな…?)」と思う役者、第一位です。基本的に一生懸命なので、真剣な顔とかよくしてます。その真剣な顔が「思考中」なのか「不可解」なのか「反論あり」なのか、まったくわからないのです。でもまさか、「え、ブチギレてますか…?」なんて聞くわけにはいかないし、だけどこっちの勝手な推測で「わかった?」とか「伝わってる?」なんて聞くのも、なんか感じ悪いじゃないですか。だから僕もすました顔してるんですけど。

これでマジでブチギレてたら爆笑ですよね。

 

坂口 修一

坂口さんは普段明るくてお喋りですが、ダメ出しにはわりと「はい」などの「了解」を意味する素直で短い返事しかしないことが多いです。別に反論してほしいわけじゃないものの、短い返事で終わると「(あれ…?ブチギレてんのかな…?)」と思ってしまいます。

僕の遅い台本の仕上がりにもお付き合いいただき、誰よりも早く台詞を入れてくるので、それももう「(うわ、もうブチギレてるやん…)」と感じてしまいます。

たぶん実際にブチギレてます。

 

佐野 あやめ(劇団乱れ桜)

佐野さんは「わからない、できない」をはっきり言葉にしてくれるので、基本、ベースがブチギレています。自分の武器を客観視できている女優ですが、僕がその武器の使用を控えるようオーダーすると、なかなか困ってしまうようです。だけど、数日後にはある程度寄せてきてくれます。たぶんブチギレてるからです。

 

本多 晴奈

できればもっと彼女とじっくり演技を高める時間をとりたかった。とてもいいから。打てば響くし、僕もつい楽しくなって、彼女の出演箇所ばかり稽古してしまいがちになります。だから、僕が本多さんの部分ばかりを稽古しているとき、周りがブチギレています。

まだ技術はなく、器用とはいえないですが、感性一本釣りで最高です。匿名劇壇に彼女を出演させることができて本当に良かった。多分、現時点の一番いい使い方です。昔の匿名劇壇を知っている方は、はじめて杉原を見たような刺激があると思います。作り手の方は彼女に注目してください。

ほら、こんなふうに特別感出すから、たぶん周りはブチギレています。

 

宮本 弘佑(スターダストプロモーション)

宮本さんは僕のオーダーに答えようと食らいついてくれますが、僕は「正直、まだまだです」というようなことを数日前に言いました。だから今はブチギレていると思います。あと、今もう時間がないのでここで執筆をやめますし、この扱いにはマジでブチギレると思います。

 

以上。

ちょっとあかん、またじっくりちゃんと書きます。なにこれ。みんながブチギレてるという報告をしてしまいました。誰が観たいねん、そんな舞台。

ごめんなさいマジで宮本さん。佐野さんとかも。ちゃんと書きます。

 

もっとちゃんとしたエピソードを書けるように、今日から何かしら作ります。今のところマジで特に演劇の真面目な時間以外で関わっていないので、「そーいえばあんなことあったよねー!」と語れる何かを作らないと、記憶から僕が消え去ってしまいます。

 

どないしよ。ウンコ漏らしたろかな。

 

(了)

両作品の違いについて(30分執筆)

 

『ときめく医学と運命的なアイデア』は、『ときめく医学』編と『運命的なアイデア』編に分かれています。どちらを観るべきか悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。

 

作り手の立場としては「どっちも観て欲しい」という結論で終わりですが、そんなことをいくら書いてもあまり意味がないでしょう。とはいえ、「こっちのほうが面白い、オススメ」というような判断もできないことをご了承ください。

 

ので、簡単に「違い」を書こうかなと思います。

 

まず、チラシなどに書いているあらすじですが、ぶっちゃけどっちもそこまで関係ありません。ステージナタリーからも「“社内結婚お助け業務”描く」と発信されてしまいましたが、正直そんなに描かないです…。チラシに書いてますもんね、ごめんなさい。

遠景にそれがあるといったところでしょうか。

「少子高齢化が進む現代社会」みたいな、そういう前提条件・世界観設定みたいなものだとご理解いただけますと幸いです。描くのはあくまで人、そして瞬間です。物語は完無視しています。

 

しいていえば『運命的なアイデア』のほうがあらすじに近いです。

『ときめく医学』はあんまり関係ないです。

 

仕掛けとしては、『運命的なアイデア』を観ると、『ときめく医学』が観たくなるようになっていると思います。ただし、『ときめく医学』を観ても、『運命的なアイデア』には興味がわかないかもしれません。

これは、『運命的なアイデア』は“外部”に想いを巡らせる構造であり、『ときめく医学』は“内部”に想いを馳せる構造になっているからです。『ときめく医学』を観た場合は、もう一度『ときめく医学』を観たくなると思います。

 

『運命的なアイデア』は、舞台上で描かれていない外側が気になってきます。

『ときめく医学』は、舞台上で描かれている内側が気になってきます。

 

『ときめく医学』のほうがそれぞれの短編がしっかりと描かれています。

『運命的なアイデア』は、目が回るほどハイテンポです。

 

まだ確定情報としてはお知らせできませんが、先日通し稽古をしたところ、ともにランタイムは75分でした。しかし、『運命的なアイデア』のほうはタイトル数が約10本多いはずなので、同じタイムになるのはまあ、異常です。

 

『ときめく医学』は高校生役が出演するので、青春の匂いがします。物語の主役がたくさんいるお芝居。『運命的なアイデア』は全員モブキャラなお芝居です。

 

「笑い」の数は似たり寄ったりです。

今回は僕が出演しないということもあり、あまり「笑い」にベクトルを振っていません。フラッシュフィクションと笑いは、相性が良いようでそうでもないんですよね。“ファニー”な笑いはいくつか置いていますが、単なる息抜きです。

 

若い人の方が『ときめく医学』は刺さる瞬間が多いと思います。若い頃に書いた作品も復活させて流用していたりします。反対に『運命的なアイデア』は僕以上の年齢に刺さる気がします。僕は今29歳ですが感覚的には36歳。詰みのメンタルで書いた内容が多いです。

 

『運命的なアイデア』はエンタメっぽくワッという始まり方をします。

『ときめく医学』もエンタメっぽくワッとした始まり方をします。

どちらもすぐにヌルッと匿名劇壇の空気感になりますが、『運命的なアイデア』のほうがエンタメっぽい時間が長いです。4分くらいあります。

 

エンタメっぽいというのは、「いわゆるエンタメ演劇」ではなく、「皆さんを楽しませる気マンマンっぽい演出」という意味です。そのマンキンの演出はすぐにヌルッとします。

 

『ときめく医学』は坂口さんが援助交際したりします。

『運命的なアイデア』は亀山さんがTikTok撮ったりします。

 

まだまだ書けますが、ごめんなさい、タイムオーバーです。

気になることがあればお答えします。

 

(了)