プライバシーの侵害だ

匿名劇壇という劇団を主宰する福谷圭祐のブログ。このブログは基本的に自分のためだけに使おうと思います。考えをまとめたり、情報を整理したり。ま、もちろん他人の目に触れることは意識して書くけれど。 でも、あまり読まれたくはない。だからタイトルは、 「プライバシーの侵害だ」 。

ぞっとぎょっと

お世話になっております。

 

来週の「悪い癖」上演後、

匿名劇壇の次回公演はこれしか決まっていません。

 

2018年度 こまばアゴラ劇場ラインナップ

8.28 - 9.3

匿名劇壇

「タイトル未定(新作)」

作・演出:福谷圭祐

 

きっと関西でもやるでしょうが、決まっていません。

だからというわけじゃないですが、来週の「悪い癖」を観に来て欲しいと思っています。

 

それほど好きじゃなかった台本でした。

あんまり面白くないと思っていました。

 

でも、OMS戯曲賞を貰うことが出来ました。

「えっ…これで…?」と正直、思いました。

……実は今でも思っていたりします。

 

だけど、受賞をきっかけに読み直してみると、面白いところがたくさん見つかりました。

 

OMS戯曲賞で大賞を貰えるほど、優れた本かどうかはさておき、

(さらに「優れた本」が大賞になるかどうかもさておき、)

「好きじゃない」とか、「あんまり面白くない」とかの判断は、早計だったなと感じました。

 

もっとちゃんと、よく読まないといけなかったなと思いました。

 

出来上がりつつある上演作品も同じです。

よく見ると、よく稽古すると、面白いところがたくさん見つかりました。

 

そのとき、悔しかったり、悲しかったり、嬉しかったりします。

 

僕は自分自身のことを、

ぞっとするほど過大評価をすることもあれば、

ぎょっとするほど過小評価することもあります。

 

ぞっとしたり、ぎょっとするのは、自分自身だったりします。

 

僕はライブで盛り上がることができません。

イエーイや、フーと叫ぶことが出来ません。

 

見られている気がして、恥ずかしいからです。

見られているのも、見ているのも、自分自身だったりします。

 

僕はきっと、そろそろだめになると思っています。

なにか重要な手続きを忘れたまま、何年か経ってしまったような気がしています。

 

もうきっと、間に合わないのだと思います。

 

今からプロ野球選手をめざしても、おそらくなれないと思います。

それと同じレベルで、

今から立派な人間をめざしても、おそらくなれないという気がします。

 

だけど、それなりの作家になら、

なれるんじゃないかと思っています。

 

こんなふうに僕は、

過大評価と過小評価を繰り返して。

 

ぞっとしたり、ぎょっとしたりしながら、生きています。

 

そんな人が作・演出です。

 

役者はみんな、いい子たちです。

 

幸せになりたいと願ったり、願った瞬間に恥ずかしくなったり、恥ずかしくないふりをして、幸せじゃないと決めつけたり。

 

あの、

 

ごめんなさい。見に来てください。

 

待ってます。

 

AI・HALL

2017/10/26 (木) ~ 2017/10/29 (日)

携帯からの予約はこちらをクリック!


 

「役者はみんな、いい子たちです」というのは、

自分の話に対して、量的にサラッと終わるあたりが、

なにかこう、「らしさ」があるんじゃないかと思って、

ボケのつもりで書きました。

 

ちゃんと役者たちも、

いい子だったり、いい子じゃなかったりします。

 

ちゃんと。

 

ちゃんとね。

 

(了)