お世話になっております。
突劇金魚「僕のヘビ母さん」に出演します。
アトリエ公演なので、席数が限られています。たぶん、都合のいい時間は埋まりやすいと思うので、早めの予約をオススメします。劇団員も、観に来てね。
大熊さんが骨折したことで有名な壱劇屋の西分さんが、「この組み合わせを見れば全キャスト制覇できる表」を作ってくれていました。それがどこにあるかはちょっと分かりません。西分さんのツイッターなどを探せば見つかると思います。ぶんぶん。
稽古が少なめなので、かなり自主性に委ねられています。こういうことはあまり経験がないので、必要以上におっかなびっくりです。でも、稽古が少ないとわかっていたのに、一回目の稽古に台詞を覚えていかなかった僕は、やっぱり図太くて大丈夫だなと。ネガティブなんだかポジティブなんだか。放置プレイを受けている間、口の中でコロコロ台詞を転がしていると、いい気分になってきました。「こんな言い方もありだな」「ここで間をとってもいいね」なんてことをたっぷり考えています。
そして、こんなふうに考えてから、稽古に行くのが怖くってねェ。
そもそも稽古とはそういうものなのかもしれないが、ほら、身内だけでやってると、どうしても「そこは稽古場でやろう」としてしまうんだよねェ。「稽古場で考えりゃいいや」とかね。本当は、「稽古のための稽古」って必要なんだねェ。
でも、こういうふうに口の中で台詞をコロコロするのは楽しいね。壁ノ花団の作品でも、こんな時間を過ごしたな。ほら、iakuなんかはやっぱり会話が主体なので、「あとは稽古場でやりゃいいや」なんてすぐ思っちゃうのよね。ダメなんだろうけど、ついつい。中途半端なプランより、完全なるノープランのほうがいいっていう僕の哲学もあるのかな。
とはいえ、突劇金魚の最初の稽古は「とりあえずなんやわからんからノープランで行ったれィ!」の精神で突っ込んで、痛い目を見ました。ちなみにエダニクのときも「行ったれィ!」で突っ込んで、痛い目を見ました。なんなんだろうね。
(痛い目とは?……読み合わせの際、あまりの棒読みっぷりに「福谷君はあれやね。まだ全然台本を読んでないんやね」と上田一軒さんに言われてしまうこと。また、「いいと思うよ。その何も入れずに読む感じ」とサリngさんに言われてしまうこと。)
怖がりなんだな。
準備して、失敗するのが怖いから。
作品と向き合って答えを出すのは怖いけど。
「……こんなんどうっすかねェ…?……てへっ…てへへっ…」って、持っていかなくちゃな。そりゃやっぱり、役者の仕事だ。
恥ずかしいよなァ。芝居って。
照れちゃうよ。
でも、照れてるやつが照れ隠したモノがちらっと顔を覗かせたとき、すげーときめくし、キラキラするでしょ?
これ僕、作劇の上でも人生の上でも、作為的にやってます。てへぺろ。
ただなァ…これも加齢とともに使えなくなって言っちゃててねェ…。参ったよ、おじさんは。20代前半の頃はこれが抜群の処世術として機能してたんだけど、最近どうにも。
あれなんだなァ…。おじさんのてへぺろって……「無い」んだなァ……。
僕からてへぺろ芸奪ったら、マジで彼女できないですよ……。
こっちは、てへぺろ芸だけで女の子の心掴んできたんですから。(ドン)
そんで大体「こいつ、てへぺろがうまいだけで、そこまで大したやつじゃなくない?」ってバレてフラれてきたんですから。(ドドン)
はぁ…騙されて欲しい……。
僕はてへぺろ、ヘビはちろちろ。
舌なめずりして待ってるからね。
予約窓口です。
http://ticket.corich.jp/apply/81088/009/
(了)