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プライバシーの侵害だ

匿名劇壇という劇団を主宰する福谷圭祐のブログ。このブログは基本的に自分のためだけに使おうと思います。考えをまとめたり、情報を整理したり。ま、もちろん他人の目に触れることは意識して書くけれど。 でも、あまり読まれたくはない。だからタイトルは、 「プライバシーの侵害だ」 。

「騎士団長殺し」を予想で書く

お世話になっております。

 

岸田國士戯曲賞上田誠さんが受賞しましたね。僕は基本的に尖った若手精神をこじらせ過ぎた人格破綻者なので、「それがどうしたァ!?全員ここで死ぬんだよォ!」と言うことしかできません。もうすぐ春だし、電車にいる僕みたいな人は全員僕です。

上田さんとは劇作バトルではじめてお会いして、QSCに応募したyoutube上の動画を見てくださっていて、褒めてくださいました。とても嬉しかったですね。

 

あと、壱劇屋の大熊さんが骨折したそうです。大熊さんは、準備運動を怠るとか、身体を雑に扱うとか、まあそんな人じゃないんですよね。僕なんかは、何の体操もしないまま高いところから飛び降りて、「折れたァ!」とか騒いで、その旅行もう全然おもんないみたいな離れ業するタイプの人ですけど。

やっぱり心配ですよね。ケガとかビョーキは怖いです。

 

どうか大熊さんを責めないであげてください。僕はね、みんなが言うほど、大熊さんは悪くないと思うんです。そんな、みんなが言うほど、悪い人じゃないんです。

…という論旨で遊ぼうと思ったけど、ちょっと笑いが攻撃的なので、やめよう…。

 

村上春樹さんの「騎士団長殺し」を予想で書いてみます。

 

##

 

「騎士団長」

 僕は口の中に入ったほこりを取り出すように、繰り返した。彼はまた、曖昧に答える。

「あるいは」

 どうも彼には、言葉数を必要以上に少なくする癖があるようだった。いい加減に会計を済ませて、家へ帰りたい。僕はまた、やや苛々した口調で尋ねた。

「あるいは、ということは、君は騎士団長ではないのかもしれないということ?」

「いや、きっと騎士団長だ。君がそう思うのなら」

 そういって彼はナッツを口に放り込んだ。どうやら常連だったらしく、いつの間にか出てきたウォッカトニックを片手にしている。

「わかった。君はきっと騎士団長なんだろう。それで、僕に何の用?」

「こっちの台詞だ。君こそ、僕に何の用?

 店内にビートルズが流れはじめた。待てよ、ここは、モーツァルトしか流さない。

「いいかい?僕は騎士団長だ。なぜなら、君がそう尋ねてきたから。仮に、もし僕が騎士団長でないならば、この物語はどうやって始まる?

 途端に饒舌になった彼の言葉を聞いているうちに、僕は猛烈に不倫がしたくなった。バーカウンターには猫がいる。まるで僕の発情を羨むかのように見つめる猫の瞳は、美しく頬杖をついていた。瞳が頬杖?

……違う、これはメタファーだ。

 「もうわかっただろう?いつでも、かまわない」

 騎士団長は、僕に向かってこうべを垂れた。そして僕は、バーにある唯一のスタンドライトを手に取り、騎士団長の頭に振り下ろした。そうしなくてはならないと思ったからだ。

やれやれ。こいつが騎士団長かどうかは、わからない。だけど僕は、バーを一歩出ればこう呼ばれることだろう。騎士団長殺し、と。

 

##

 

うわ。俺もう村上春樹やん。俺自体が村上春樹やん。絶対こんなんやろ。いやストーリー全然知らんけど、「騎士団長」の扱い方は絶対こんなん。

正解出してもうたんちゃうんけ。おい。侵害してもうたんちゃうんけ、著作権

ほんまは太字のところ傍点にしたかったけど、はてなブログに傍点機能がなかった。

 

村上春樹っぽい!と思った人は僕にかしずくようよろしくお願いいたします。

 

(了)