プライバシーの侵害だ

匿名劇壇という劇団を主宰する福谷圭祐のブログ。このブログは基本的に自分のためだけに使おうと思います。考えをまとめたり、情報を整理したり。ま、もちろん他人の目に触れることは意識して書くけれど。 でも、あまり読まれたくはない。だからタイトルは、 「プライバシーの侵害だ」 。

どんな劇団にしたいかを考える

お世話になっております。

 

また、風邪をひいてしまいました。僕は、ひとつの冬に三回くらい風邪をひきます。冬に三回と、季節の変わり目にも毎回ひきます。だから一年のうち、季節の変わり目の四回分と、冬のさなかの三回分で、合計七回くらい、げほげほ風邪をひきます。

たぶん、ひきすぎだと思います。僕の後輩は僕に「福谷さんって風邪ひいてない時なくないですか?」と言います。そんなことはないです。そんな人間はこの世にいません。だけど、一年に七回ということは、十二か月のうち半分以上は、「今月、風邪をひいた(ひいている)」という状態なので、「福谷さんって風邪ひいてない時なくないですか?」と言われても仕方ないと思います。くやちいよぉ。

 

さて。

どんな劇団になっていくのかを考えないとね、なーんて当たり前のそもそも論が、このあいだ会議で浮上しました。考えないとね、と思う。考えるために、このブログを使おうと思う。抽象的なことと具体的なことを綯い交ぜにして、書きながら考えよう。

ゆるーく考えるので、そんなに熱いものを期待しないでくださいね。

 

給料の出る劇団、にしたいのだろうか。

そうだね。したい。月20万くらい欲しい。劇団四季は、給料が出る劇団だ。会社とそんなに変わらない金額で、毎月お給料を貰えるとテレビで見たことがある気がする。でも、劇団四季って規模がでっかくてわかんない。そもそも何人いるんだ、劇団四季って。ちょっと遠くて、良くわかんない。

キャラメルボックスも給料が出る劇団だっただろうか。あまり知らない。公演ごとのギャラはあると思う。ほとんど毎月、公演をしているから、毎月、ギャラも出てるんだと思う。どのくらい貰えるんだろう。ギャラの出ない人もいるのだろうか。

聞いて驚いたこともあったが、ずいぶんと名の知れた劇団でも、オーディションを通過した俳優にチケットノルマを課していたりする。もちろん、事前にその旨は伝えたうえで。「それでもうちに出たい人だけ、来てください」ということだろうけど、まァ短くない期間拘束するわけで、そしていろいろ求めるわけで。(「勉強させてやってる。授業料もらってもいいぐらいだ」と言われたらそれまでだけど、だったら授業してくれよとも思う。)いずれにせよ、ペーペーにギャラを払うのは難しい仕組みになってるんだろうな。集客力のある人が、お金を貰えるシステム。当然かな、とも思う。

劇団衛星は、給料が出るシステムらしい。金額は知らない。ワークショップや、何か公演以外の活動でお金を稼いでいる印象。実態はぜんぜん知らない。

 

給料の出る劇団、にしたいのだろうか。

……どうだろう。別に、そんなに、興味が無いかもしれない。ギャラの払える劇団にしたい、とは思う。給料を払うってことは、匿名劇壇を会社化して、匿名劇壇をがしがし運営して、きっちりお金を稼ぐってことだと思う。別に、そんなに、興味無いかも。だって、他の仕事もしたい。映画の脚本とかも書きたい。ワークショップでお金を稼いだり、匿名劇壇だけで演劇を作るってことに、そんなに興味が無い。俳優だって、いろいろなところに出演してほしい。毎月給料を払うより、そんなふうにギャラを貰って、るろうの旅をしたいし、してほしいなって思う。

 

だから、匿名劇壇の公演では、拘束期間に見合うだけのギャラを、劇団員に払える状態になりたいなと思う。一カ月拘束で20万円くらい。

 

あれ?

でも、違うな。

 

匿名劇壇の劇団員は、匿名劇壇のことが好きで、匿名劇壇の活動をやりたくてやってるっていう前提に基づけば、別にギャラなんていらないね。それに、拘束期間ってなんだ。俳優と劇団員は、違う。劇団員は、劇団の運営に携わるから劇団員だ。個々の作品の点じゃなくて、線で考えるからこその劇団員だ。稽古と本番だけが仕事じゃない。

 

あ、ふと。今、一旦、一番の理想を設定できたかもしれない。まず、一番の理想を書くね。

 

いっさいのお金の心配をすることなく、かつ上昇志向を持ったまま、マンネリズムに陥らず、定期的に作品を作ることができる劇団

 

これになりたい。そんなこと、できるのだろうか。

 

劇団MONOってそんな感じなんだろうか。ぜんぜんわからない。でも少なくとも、MONOの人たちは、MONOの活動だけをしているわけじゃない。いろいろやってる。多分だけど、趣味じゃなくて、仕事としていろいろやってる。じゃあMONOの活動はどうなんだろう。仕事なんだろうか、趣味なんだろうか。

 

たぶん、どちらでもない気がする。それになりたい。それ、うらやましい。

ただ、いっさいのお金の心配をすることなく、なんてことあるだろうか。MONO、そんなことは無いような気がする。まったく知らない。お金の心配はしたくないな、と思う。

 

##話を変えてみる

 

ツイートで見た。2年後に売れる劇団っていうのは決まっているらしい。

 

 

たしかに、と思った。匿名劇壇は2年後の2〜5000席の小屋を抑えていないので、向こう2年は売れない。今年27歳になる。悪い芝居の山崎さんが27歳の頃は、とか、柿喰う客の中屋敷さんが27歳の頃は、なんて、そんなことばかり調べてしまう。どちらにも、全然及んでいない。もうその頃には、悪い芝居も柿喰う客も、劇団活動が商業ベースに乗っていたと思う。知らないけど。ほんとに知らないけど。

 

・・・うーん。

「どんな劇団にしたいか」という問いから、なんだか遠ざかっていく。そもそも、「どんな劇団にしたいか」なんて、アンコントローラブルなものじゃないだろうか。理想を持つことは大切なのかも知れないけれど。どんな劇団かは、うーん…。

 

えっと、まず、あのね。

 

お金が欲しい。

たくさんの人に見てほしい。

 

でも、そんなこと考えないで芝居を作りたい。

 

いや、考えないっていうのは違うな。ボブディランの語ったシェイクスピア像が真実なら、芸術家気取りの若造が、アートな妄言を垂れ流すわけにはいかない。(あの超かっちょいいスピーチを読んでいない劇団員は、読むように。)

 

考える。考える。色んな事を考える。

お金のことを考える。集客のことを考える。スケジュールを考える。スタッフワークを考える。プロデューサーにコビを売る。税金を軽くちょろまかす…etc

 

そんな中で、いい作品を作ることができる。

 

っていう、組織を作る。

 

それがどんな組織なのかって言うと……。

 

……えーと…、

 

答えは、君の、

 

胸の中にある的な?

 

そんな感じの?

 

こう、あとは各自が?

 

それぞれの、解釈、っていうのかな。

 

まあそれを大事にして、

 

うん。

 

未来のこと考えつつ、

 

うん。

 

……解散!

 

(了)