プライバシーの侵害だ

匿名劇壇という劇団を主宰する福谷圭祐のブログ。このブログは基本的に自分のためだけに使おうと思います。考えをまとめたり、情報を整理したり。ま、もちろん他人の目に触れることは意識して書くけれど。 でも、あまり読まれたくはない。だからタイトルは、 「プライバシーの侵害だ」 。

『レモンキャンディ』構想①

次回公演のタイトルは『レモンキャンディ』にしようと思う。

直観だ。

どうしてこのタイトルにしたのかは、まだ、わからない。

 

僕が表現したいと思っているのは、いつだって「揺らぎ」なんだと思う。

次もきっとそうだと思う。

 

まずは、物語を描くということだけは決めたいと思う。

お話を描く。ストーリーを紡ぐ。

そうしなければ、「揺らぎ」は描けないと知ったからだ。

 

「揺れているものからは、揺れているものを観測できない」

やっと気づいたことだ。

ストーリーを、揺れを観測するための、固い固い地面だとしよう。

固い固い地面を作らなければ、「揺らぎ」は表現できない。

 

……「揺らぎ」ってなんだろう。

 

僕は、とても、曖昧なものが好きだ。

日本語の、曖昧表現なんてすごくお気に入りだ。

中途半端なものが好きだ。出来損いが好きだ。

 

だから、曖昧なものを作ってきた。

中途半端なものを作ってきた。

出来損いを作ってきた。

 

それは、曖昧を、中途半端を、出来損いを、表現するものでは決してなかった。

 

表現がしたい。

『レモンキャンディ』は、それらを表現するものでありたい。

 

曖昧を、中途半端を、出来損いを、これ以上なく表現したい。

だから、完成するものは、決して、曖昧で中途半端な出来損いではないはずだ。

 

とても完成度の高い作品になるはずだ。

良く出来たストーリーが紡がれるはずだ。

存在感のあるキャラクターが、きちんとそこで生きているはずだ。

 

そして初めて、「揺らぎ」を表現できよう。

どうすればいいのかは、まだ、わからない。

 

楽しみだ。

 

(続く)