プライバシーの侵害だ

匿名劇壇という劇団を主宰する福谷圭祐のブログ。このブログは基本的に自分のためだけに使おうと思います。考えをまとめたり、情報を整理したり。ま、もちろん他人の目に触れることは意識して書くけれど。 でも、あまり読まれたくはない。だからタイトルは、 「プライバシーの侵害だ」 。

地下鉄徒然日記

打ち合わせに向かう地下鉄の中。退屈しのぎにブログでも書こう。特に書きたいことがあるわけでもないが、筆を走らせていれば何かが見つかることもあろう。

あ、そうだ。匿名劇壇のサイトで今までブログを書いていて、見えないように隠したと最初の記事で書いた。しかしサイト内一番下の「サイトマップ」をクリックすると、書いた記事がざっと一覧で出てくる。さっき気が付いた。思いのほか記事は少なくて、大体50〜60記事くらいだろうか。どうぞ僕の痛さと居た堪れなさを懐かしみたい方は、そちらからご覧あそばせ。過去の記事タイトルを眺めていると、随分心を病んでいるような印象を受けた。しかし僕のメンタルは生まれてから今まで健康そのものだ。文字媒体の危うさを思い知るね。

 

僕はこの1、2年で約10kg太った。ずっと太らない体質だと思って生きてきたが、どうやら違ったみたいだ。自分の体重はどれだけの不摂生をしようが「60kg」がキープされるものだと思い込んできたが、いつの間にか。また、最近はデスクワークばかりなので、ふくらはぎの筋肉が落ちてきているのも大変実感している。慢性的に身体が重たく感じる。

うーん、これはまずい。野田秀樹のお芝居に出られない。知らんぷりをしてきたが、そろそろ身体を意識して生活をしなければな。人の目を見て話す努力を放棄して以来、猫背を治す努力を放棄して、抜けていく頭髪を留める努力を放棄して。今さら太っていくことに何の抵抗もない自分が完成されてしまった。僕は恐ろしいまでに「あるがまま」で、「なすがまま」だ。(僕の芝居を見たことがある人は、特に僕を演出してくれた人は、僕の異様なナチュラリズムを知ってくれているだろう。)しかし、太ることには逆らわなければ。ブサイクでハゲのダブルパンチを食らっているが、「高身長(猫背でほとんどチャラ)」と「才能(言動でほとんどチャラ)」だけを武器に生きてきた。さすがにこれ以上太ると、別の何らかの武器を持たないといけなくなる。

 

今さら僕が持てる他の武器って一体なんだろう。モデルの彼女か。一説によると、どれだけうだつの上がらない男でも、美人を捕まえれば数段飛ばしで人間としての評価が上がるらしい。男として一目置かれ、なんだったら女性も寄り付くようになると聞く。素晴らしい。そんな武器が持てたら。

…いや待てよ、そもそも。そんな武器を入手するために、強力な武器が欲しいんじゃないか。なんだこの、「服を買いに行く服がない」的な現象は。こっちはそんな哲学(哲学?)をするためにこのブログを書いているわけではない。

 

これから向かう打ち合わせとは、次回公演についての打ち合わせだ。そろそろ動き出す。実際、遅いくらいだが、致し方ない。作品づくりとは違い、劇団活動とはひどく億劫で、退屈なものなのだ。…壱劇屋を尊敬する。壱劇屋はどうしてここまで劇団活動を真摯に、実直にこなす事が出来るのだろうか。見習いたい。

 

 さて、そろそろ目的地に到着する。書かなければいけない台本がいくつか。はやく「戸惑えよ」を先に完成させたいところだが、順番で言うとそうもいかない。優先順位で言うとこのブログなんぞは殆ど最下位なはずだが、ひとまず真っ先に仕上がった。

自分のコントロールを自分が出来るだなんて思っちゃいけない。自由意志など、はなからないのだ。

 

…いや、だから哲学をしたいわけではないのだが。

 

(了)