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プライバシーの侵害だ

匿名劇壇という劇団を主宰する福谷圭祐のブログ。このブログは基本的に自分のためだけに使おうと思います。考えをまとめたり、情報を整理したり。ま、もちろん他人の目に触れることは意識して書くけれど。 でも、あまり読まれたくはない。だからタイトルは、 「プライバシーの侵害だ」 。

浅野いにお地獄

 

「先輩、そんなに浅野いにおになりたいですか?」

 僕はただ、電車に乗っていただけなんだけど。後輩、演劇部の高橋結菜が僕の目の前に仁王立ちしていた。そういえば、彼女はいつだって仁王立ちしているような気がする。やることなすことがいちいち大袈裟なのだ。無論、それは演技にも反映されていて、演出の大塚も頭を悩ませている。……僕には関係のないことだけど。

 一旦は驚いて顔をあげたものの、どう答えていいものやらよくわからない。いじっていたアプリゲームはどうでもいいものだったけれど、夢中であるということにして、再び顔を伏せた。ぱんぱんに膨らんだ彼女の学生鞄が視界にちらつく。

「高橋。今日、稽古は?」

「今日は休みです。先輩、そんなに浅野いにおになりたいですか?」

 高橋はまた、よくわからない質問を繰り返した。なんなんだ、それは。まず僕は、そんなことを彼女に言った覚えがない。そして、そんなことを一人で思った覚えもない。ひとまず、僕が浅野いにおになりたいと思っていた(あるいは、言った)として、それを高橋は良く思っていないのだろう、ということだけはわかった。感情表現が豊か過ぎるのだ、彼女は。

「……浅野いにおになりたいと言った覚えはないけど」

「けど?けどってことは、言ってはないけど思ってるってことですか?」

 言葉尻を捕らえられた。けど、というのは単なる僕の口癖だ。損をすることも多いので何度も直そうと試みたが、なかなか直らない。この口癖のせいでいつも、何か文句があると思われてしまうことがほとんどだ。とはいえ、無意識に口走っているわけだから、もしかすると無意識下に何か抱えているのかもしれない。しかし、仮に僕が浅野いにおになりたいと無意識下で思っていて、それが「けど」に現れたとして、一体なんだというのだ。

「それの、何が悪いの?」

 思わず反発してしまった。これでは、本当に浅野いにおになりたいみたいではないか。

「先輩は、先輩でいて欲しいです」

「……隣、空いてるから」

 僕は高橋を隣に座らせた。いつまでも仁王立ちされているのも居心地が悪いし、なにより突然、彼女が目に涙を浮かべ始めたことに戸惑ったからだ。全く、彼女の演技と同じだ。事実と挙動が釣り合っていない。僕が浅野いにおになりたいとして、それが一体、なぜそこまでの反応になってしまうのか。少しだけ、演出の大塚の苦労がわかる。

「先輩の台本、昨日、読み合わせをしました」

 読み合わせ、というのは台本の音読のことである。役者が輪になって、台詞を読んでいく。配役が決定している場合もあるし、配役を決定させるために行われる場合もある。僕はこの読み合わせがとても苦手だった。読み合わせだけでなく、稽古の初期段階がたまらなく恥ずかしくて、できる限り本番、もしくはそれに近い時期しか自分の台本の劇は観ないようにしている。不思議なもので、本番ともなれば自分の脚本との距離はとても遠くなって、素知らぬふりで観ていられるのだ。それに、そもそも僕は演劇部ではないから、稽古に顔を出す必要もない。

「先輩、浅野いにおって読んだことありますか?」

 今更。僕は、浅野いにおの熱心なファンという訳ではない。ただ、作品の内容にはシンパシーを感じるし、面白いと思って読んだことがある。

「あるよ」

「どう思ってますか?」

「面白いと思ってるけど」

「けど、なんですか」

 ああ。また。

「……面白いと思ってるけど、ワンピースのほうが好きかな」

 僕は思わず吐いた「けど」の隠し場所を、適当に選んだ。

「ワンピースのどこが面白いんですか?」

 高橋は怒っていた。ワンピースがあまり好きではないのだろう。今にもぷんぷんという音が聞こえてきそうなほど、頬を膨らませている。嘘みたいな子だ。

「ワンピースは……、冒険するところが、いい」

「なんですか、それ」

 確かに。なんなんだろう、それ。

 きっと、今回の僕の台本が浅野いにおの作風を思わせる仕上がりになっていたのだろう。彼女はそれが気に食わないらしい。作家に直談判とは恐れ入る。

「高橋は、浅野いにおが嫌いなの?」

「……よくわかりません」

 彼女が、珍しく曖昧な表情をした。ぜひ、演技にも反映してもらいたい。油断すると思わず見とれてしまう。演出の大塚も、彼女のこれを引き出したくて、いつも躍起になっているわけだ。あまりじっと見続けるのも気恥ずかしいから、窓の外を眺めるふりをした。

「あたしには、浅野いにおの漫画が、よくわかりません」

「それ、ハムレットを読んだ時も言ってなかった?」

「ワンピースも、意味がわかりません」

 彼女には、一体何がわかると言うのか。

「でも、先輩の台本は、わかっていたつもりです」

「なら良かったけど。あ、けどって、別に」

 高橋は、僕をまっすぐ見つめて、こう言った。

「先輩は、浅野いにおにはなれませんよ」

 少し、腹が立ってきた。

「ちょっと待って。そもそも、浅野いにおに憧れた覚えがないんだ。もし、今回の台本が浅野いにおっぽいなら、謝るよ。でも、わざとそうしたわけじゃない」

「あたし、年の離れたお姉ちゃんがいるんですよ」

 何の話だ。いっそ、軽く小突いて終わりにしてしまおうか。

 そう思ったけれど、今度は彼女の表情がわかりやすく悲壮感にあふれていたので、すぐに心配になった。最大級に悲しみを表現している表情だ。それにしても、訳が分からない。どうしてそんな顔をすることになったのか。

「お姉ちゃんは、綿矢りさになりたくて仕方なかったみたいです」

綿矢りさ?」

「そんなに、今どきの若者を切り取りたいですか?」

「ごめん、意味が分からない」

「そんなに若者の代弁者でありたいですか?そんなに今風の若者でありたいですか?」

「あのさ、高橋。そんなふうに思ったことはないけど、実際に俺たちは、今どきの若者だろう。そんなにも何も、自然とそうなるものなんじゃないか?」

 もう高橋は、すでに号泣していた。大粒の涙をぽろぽろと零している。

「つまり、なんというか、時代を切り取るのがうまい人は、いつだっているわけでさ。僕らは実際、若者だから。実際の若者である以上、その切り取られた時代の、作品の、中にいてしまうのは、ある種、当然なわけだから」

「あたしたちは、切り取られた側ですか」

「その、だから、普通だよ。それは。うん。普通、普通」

 僕は慰めなのか何なのかよくわからない言葉を繰り返すしかなかった。彼女の言い草は少し不愉快だったけれど、かまわない。とにかく、泣かないでほしい。電車の中で泣き出す女の子をフォローできるほど、僕はまだ大人ではない。もちろん一緒に泣くほど子供でもない。ただどうしたらいいのかわからずに、なぜかスマホで時刻を確認してしまう今どきの若者なのだ。17時15分。それがどうした。

 電車は貝戸駅に到着した。ここで特急に連絡する。乗り換えた方が、10分ほど早く自宅に到着するのだが、どうしたものか。そもそも、高橋はどこまで帰るのか。

「高橋は、このまま、この電車?」

 僕はおずおずと尋ねた。泣いている女の子に対してはいささか冷たすぎるかもしれない。

「先輩、海に行きませんか」

 高橋は、顔を伏せたまま呟いた。耳が、真っ赤だった。

「どうして?」

「先輩のことが、好きだからです」

 ……ああ、僕たちはこうしていつまでも、浅野いにおの漫画から抜け出せないのだと、そのときやっと気が付いた。高橋の手を取って、電車を降り、反対側のホームへ向かった。どうせ、海に着いてからも、作品についてや恋愛について、虚しくも情熱的に議論を重ねるんだろう。そして、どうせ、キスだってしてしまうんだろう。これがヤングマガジンなら、どこか海の家でセックスもしてしまうんだろう。くそったれ。

「高橋。俺、浅野いにおにだけは絶対になりたくないんだよ」

 僕は言った。

「先輩。あたしだって、そうなんです」

 高橋は言った。

 

 舞台の幕は、まだ上がらない。

 

(了)

「騎士団長殺し」を予想で書く

お世話になっております。

 

岸田國士戯曲賞上田誠さんが受賞しましたね。僕は基本的に尖った若手精神をこじらせ過ぎた人格破綻者なので、「それがどうしたァ!?全員ここで死ぬんだよォ!」と言うことしかできません。もうすぐ春だし、電車にいる僕みたいな人は全員僕です。

上田さんとは劇作バトルではじめてお会いして、QSCに応募したyoutube上の動画を見てくださっていて、褒めてくださいました。とても嬉しかったですね。

 

あと、壱劇屋の大熊さんが骨折したそうです。大熊さんは、準備運動を怠るとか、身体を雑に扱うとか、まあそんな人じゃないんですよね。僕なんかは、何の体操もしないまま高いところから飛び降りて、「折れたァ!」とか騒いで、その旅行もう全然おもんないみたいな離れ業するタイプの人ですけど。

やっぱり心配ですよね。ケガとかビョーキは怖いです。

 

どうか大熊さんを責めないであげてください。僕はね、みんなが言うほど、大熊さんは悪くないと思うんです。そんな、みんなが言うほど、悪い人じゃないんです。

…という論旨で遊ぼうと思ったけど、ちょっと笑いが攻撃的なので、やめよう…。

 

村上春樹さんの「騎士団長殺し」を予想で書いてみます。

 

##

 

「騎士団長」

 僕は口の中に入ったほこりを取り出すように、繰り返した。彼はまた、曖昧に答える。

「あるいは」

 どうも彼には、言葉数を必要以上に少なくする癖があるようだった。いい加減に会計を済ませて、家へ帰りたい。僕はまた、やや苛々した口調で尋ねた。

「あるいは、ということは、君は騎士団長ではないのかもしれないということ?」

「いや、きっと騎士団長だ。君がそう思うのなら」

 そういって彼はナッツを口に放り込んだ。どうやら常連だったらしく、いつの間にか出てきたウォッカトニックを片手にしている。

「わかった。君はきっと騎士団長なんだろう。それで、僕に何の用?」

「こっちの台詞だ。君こそ、僕に何の用?

 店内にビートルズが流れはじめた。待てよ、ここは、モーツァルトしか流さない。

「いいかい?僕は騎士団長だ。なぜなら、君がそう尋ねてきたから。仮に、もし僕が騎士団長でないならば、この物語はどうやって始まる?

 途端に饒舌になった彼の言葉を聞いているうちに、僕は猛烈に不倫がしたくなった。バーカウンターには猫がいる。まるで僕の発情を羨むかのように見つめる猫の瞳は、美しく頬杖をついていた。瞳が頬杖?

……違う、これはメタファーだ。

 「もうわかっただろう?いつでも、かまわない」

 騎士団長は、僕に向かってこうべを垂れた。そして僕は、バーにある唯一のスタンドライトを手に取り、騎士団長の頭に振り下ろした。そうしなくてはならないと思ったからだ。

やれやれ。こいつが騎士団長かどうかは、わからない。だけど僕は、バーを一歩出ればこう呼ばれることだろう。騎士団長殺し、と。

 

##

 

うわ。俺もう村上春樹やん。俺自体が村上春樹やん。絶対こんなんやろ。いやストーリー全然知らんけど、「騎士団長」の扱い方は絶対こんなん。

正解出してもうたんちゃうんけ。おい。侵害してもうたんちゃうんけ、著作権

ほんまは太字のところ傍点にしたかったけど、はてなブログに傍点機能がなかった。

 

村上春樹っぽい!と思った人は僕にかしずくようよろしくお願いいたします。

 

(了)

「筋肉少女17」感想

お世話になっております。

 

先日、筋肉少女17を観てきました。劇団員の東が出ていたので。「可愛い女の子が飛び跳ねていて魅力的」というようなイメージでしたが、そんな感じじゃなかったかな。基本的に手練が劇を回していたので、アイドルちゃんには真似できないぜって感じだろう。

 

ちょっと内容について「???」となったので、書いておく。

もちろん死ぬほどネタバレします。

 

僕はキン肉マンを全く知らないので、キン肉マンあたりのネタが全くわからなかった。ミートくんキン肉マン、あとバッファローマンラーメンマンは知っているが、ビジュアルを知っているだけで中身を全然わかっていない。「超人」の概念が、元ネタを含めて全く分からなかった。まあ別に分からなくても問題ないように作られているとは思うんだけど。わかったほうが面白いに決まっているので、置いてけぼり感は否めない。

 

「超人」は、人間とは違う生き物なのかな。筋肉少女の舞台は地球だったと思うが、キン肉マンは別の、「きんにくせい(?)」だったかな、にいるらしい。その子孫たちが、(子孫じゃなくて娘たちか、全員そうだっけ?)が、地球の、「超人学校(学園?)」に通っているという話だったと思う。理由は分からない。この世の超人は全員そこに通うのかもしれない。この世の超人て。宇宙人とはまた違うのだろうか。なんなんだ、超人。

 

まあ、それは特にわからなくてもいいんだけど、あのー、「悪魔超人」というものが良くわからなかったのが、僕にとって難解だった。超人がよくわかっていないのに、その応用編が出てきて、戸惑った。こう、「”悪魔超人”という血族で、生来の悪魔的なやつ」なのか、「超人の中で、悪いことをするタイプの超人を” 悪魔超人”と呼ぶ」のかわかんなくて。

 

僕の知識のなさも大きい。プロレスを全く知らないので、いわゆる「ヒール」ってやつも実感を伴って理解していない。たぶんこれは、「ヒール」なんだよね?

 

たしかこう、「この学校は生ぬるい!あたしたち悪魔超人が、鍛え直してやる~!」みたいなことを言ってたような気がしてさ。「……ええやん?」と思ったんですよ、僕。たしかに超人学生たちはなんだか学生然としていて、気合が足りない感じだったし。あのスケバンの子が来たのは、学校に危機が迫ってるからって話なのに、全然こいつら危機感ないし。

 

んで、こう、なんか、学校の力比べコンテストみたいなやつで、決着つけるんですよ。

 

それも「……じゃあ、ええやん?」と思って。それはだって、ルールに乗っ取って正々堂々と勝負してるわけだし。僕なんかはね、「……なんで当日まで待っているのかな?そんな…ケガしたフリとかどうでもいいから…闇討ちすればいいのにな…?」と思ってたんですよ。

(しかも結果的に、本人と戦う前に嘘がばれるという、全く意味のない状況になる。)

観終わってから、「あァ、これはその、プロレススピリッツみたいなものを、レギュレーションとして持ってるかどうかなんだなァ…」と思って。

 

そこがない人には、かなり難解な作品になっているんじゃないかな。

僕、美津乃あわさんが急に参加してきてすぐ負けて、リング外から汚い攻撃でもするのかなと思ってたら、特に何もしなくて「???」となったし。声低くてわらけたけど。

……いや、汚い攻撃、してたっけ?

このあたりから記憶がもう曖昧なんだよな…。IQがゼロになっていたから。

 

……あれ、なんかこう、ミート君もなんか、闇討ち的なことされてたっけ?

これも、元ネタがあるのかもしれないけど、最初に八つ裂きというかなりバイオレンスな爆笑シーンを見てしまっているので、ミート君はもう何をどうされても大丈夫な子だと思って見てしまってたし。何もされてなかったっけ?どうだっけ?

 

とにかくこう、あらゆる思考を吸い取るような演劇だったな。とにかく目の前の、なんだ、ちょっともう最後は何で戦ってるのかわからなかったけど、それを見て楽しむしか無かったな。なんかわからんけど面白かったし。みんな楽しそうだし。

 

もう最後のドレス姿なんて「?????」が止まらなかったぜ。なんなんだ、あれは。狂ってるぜ、マジで。客席で口パクしたもん。「(うわもう狂ってるやん)」って。マジで自分が何を見ているのかがわからなかった。何を見てきたのかがわからなくなった。「スケバンの女の子が、成長して女性になりました」という話なのか?

そんな話してたっけ!?「いつゥー!?成長、いつゥー!?」だぜ。

(っていうかスケバンは最初から黒木のこと信じてて、元々超大人だったし。)

 

でもなんかみんなお祝いしてるし、おじさんも楽しくなっちゃう。

ディスってる感じだけど、気持ち良くダブルコールの拍手をした。

 

僕、キン肉マンを全然知らないけど、多分、キン肉マンもこういう狂い方してる作品だと思うんですよね。知らんけど。そこになんか、リスペクトを感じる良い作品だったと思います。

 

ただこう、内容が意味不明なので、それだけは書いておかないと、あれだなと思って。

 

あとはあれだな、東のオープニングの制服姿が可愛くてワクワクしてたのに、あとはもうずっと黒いズボン履きやがって、「騙された!!!!!」っていうクレームくらいかな。

 

(了)

「ゆなちゃんねる」開設によるシバター、ヒカルの意見を受けて

お世話になっております。大阪で劇団やってます。

 

「ゆなちゃんねる」というyoutubeアカウントが開設された。怪盗ピンキーというyoutuberの妹、ゆなちゃんのチャンネルで、本人の年齢は12歳。「VAZ」という主に若年層(なんとほとんどが学生!)のネット動画配信者をかかえる芸能事務所のようなところが、舵をとって運営しているようだ。

 

これについて「12歳の女の子を金儲けに使うとは何事か」的な意見を、シバターなどのモノ申す系youtuberが動画にしていて、わりとそれに賛同するコメントが多く集まっている。僕の考えとは少しズレていたので、ここに備忘録として残しておく。

もっと言うとシバターという人は非常に頭が良いので、常に両サイドの意見を持っていて、どちらを表明するかを実に丁寧に選んでいるので、「シバターの意見は間違っている!」なんてつもりは毛頭ない。

 

ゆなちゃんは、かなりルックスに恵まれた女の子だ。基本的に見た目が可愛いということで人気に火がつき、今回、「怪盗ピンキーの妹」という役割から独立したというような形になる。

動画の冒頭では「よっ、全国のロリコンども」という挨拶がある。企画・構成・編集をVAZが仕切っているそうなので、おそらく台本もVAZの書いているものだろう。ここはシバターの言う通り、「ちょっとその台詞を小学生に言わせるのはいかがでしょう?」とは思う。

もちろんゆなちゃんの同意の上で、本人がノリノリであることは今までの動画からも十分に伝わるが、まァ基本は悪趣味な挨拶だ。老婆が言ってりゃ笑えるが、事実小学生である彼女が言ってしまうのは、笑いとして少し乱暴だろう。

倫理的なことが先に気になって笑わせ損ってるという、これは単に「台本がへたくそでしょう。誰だ作家は表出ろ」という話だと思う。たぶんそのうち、テキトーなカワイイ挨拶に変更されるだろう。(挨拶募集とか、ありがちなことするんじゃねーかな。)

 

んでんで、「子どもなんて大人がやらせれば何でもするし、やりたいと思ってしまうんだから、そこを利用して金儲けするのはどうなんですか!?」という意見。僕も最初は納得できたのだが、この理屈、メンドーなんだよね。

これでいくと、子役・アイドル・スポーツ選手を捕まえて「そもそもあなたたちも…」を話さないと、片付かないんだよ。で、これを片付けるのってすげーメンドーなの。

だって、アイドルなんて、小学生でデビューするのはフツーに当たり前だぜ。で、これを論破するには「そんな世の中間違ってる。小学生アイドルを可愛がるキチガイがいるからダメなんだ」的な意見か、「小学生に全ての芸能活動をさせるのは、そもそも本人に判断能力がないから、結局は親や事務所の判断になるので全てナシにしましょう」的な意見になってしまう。どっちもかなり無理がある。

 

だから結局、「本人がやりたくてやってる」という大義名分に頼らざるを得ない。ここを、「いや、本人はまだ判断できない。やりたいと言っても、その”やりたさ”も客観視できていない。結局は親の作った環境による洗脳でしかないでしょ」とすると、もう全ての表舞台に立つ仕事(以外も、かな。)がNGになってしまうわけだ。それはちょっとやり過ぎだと思う。子役もアイドルもスポーツ選手もyoutuberも、基本的には「親がやらせたい」「子どもがやりたい」のバランスを上手いこととって、しっかり回していくのが一番いいでしょってことだと思う。というかそこしか落とし所ないでしょ。

 

例えば、ヒカキンチルドレンという子どもたちがいる。小学生が自分でスマートフォンで撮影した動画をアップロードしてしまう時代だ。大半がかなり痛々しい動画で、それらは「ヒカキッズたちwww」とネットの晒し者になってしまっている。

それに比べれば、きちんとした大人がついてくれている「ゆなちゃんねる」は、よっぽど安心安全だろう。「きちんとした大人かどうか分からないでしょ!ただの金儲け主義の人たちかもしれないでしょ!」と言われても、そんなもん分からない。分からないので、話す意味がない。

「大手芸能プロダクションでもないのに!不適切だ!傲慢だ!金儲けだ!」そんな話はする意味がない。別に大手だろうが弱小だろうが金儲け主義だし、闇は深い。ジャニーズを論破するのは、相当骨が折れるでしょう?だからこれはもう、アリでいくしかないわけさ。

 

それに、ヒカルを代表する金儲け主義の人って頭が良くて利益最優先なので、基本的に損になることはしないから、「この小学生女子の魅力を全世界に伝えたい!」とガチで思いこんでしまっているちょっとアブネー思想の人たちより、まァ安全ですよ。

 

「子どもを使って金儲けするな!」となると、やっぱりプロゴルファーを育てようがなくなってしまうし、まえだまえだも芦田愛菜もアウトだ。いや、アウトならアウト論で良いんだけど、「そのロジックすげーめんどくせーよ?」っていう話ね。突き詰めると子どもは学業以外全面禁止って話になるから。アイドルだけ禁止、youtuberだけ禁止ってのは、話がおかしいでしょう? ま、せいぜい「性的な表現禁止」だろうけど、そりゃあそんなもん、そうだし。でも、児童ポルノ禁止だって、基本的には「普遍的!絶対の法律!」じゃなく、まだまだ歴史が浅いし、寺山修二もアウツって話だし。

 

##

 

と、ここまで書いて保存していたのだけれど、先日ヒカルさんが投稿した動画とほぼ論旨がかぶってしまったので、アイデンティティを失ったカオナシになりました。別の方向にハンドルを切ってみよう。ゆなちゃんねる反対派に急きょシフトチェンジしてみようと思う。

 

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「やりたいことはやらせてあげたらいい」とヒカルは言う。もちろん、そうだと思う。ただ、ここで少し怪しくなってくるのは、「企画・構成・編集をVAZがやっている」という点なんだよね。ヒカル理論でいくと、ゆなちゃんが「企画・構成・編集」をやらないといけない。だって、「動画配信者になりたい!」って、そういうことだから。それができないなら、勉強しないといけない。だって、そういうものだから。

 

つまり今、ゆなちゃんは単なるタレントなんだよね。それを、認めないといけない。タレントになりたいゆなちゃんを、タレントにしてあげてるんだよ。なぜかというと、お金になるからなんだよね。ま、それはじゃあ良しとしてみてるね。子どもの活躍を応援することが結果的にお金に繋がることは多々あるから。

 

ただ、ひとつ、新しいことがあるんです。

実は、今までにね、このゆなちゃんみたいな子供、いないんだよね。

 

「単なるタレント」なんて子ども、今までにいないんです。子役・アイドル・スポーツ選手・芸人・画家・モデル・歌手…なんでもいいけど。それありきで、バラエティ番組に出たり、CMに起用されることはあるでしょう。

でもね、「単なるタレント」なんて売り出され方は、フツーじゃないんです。

 

現状、ゆなちゃんには、なにもないんです。ルックスに恵まれているだけなんです。それを、そのまま、売り出しちゃってるんです。動画編集を自分でするわけでもない、台本を書くわけでもない、そんな女の子を。(あとこれは主観が大きいですが、怪盗ピンキーの動画を見る限り、演技もほんと、フツーなんですよね。ドヘタじゃないけど、上手くは無い。)

 

……これって、ちょっと「ヘン」じゃないですか?

 

だから、僕の今日の結論ね。

企画・構成・編集を、VAZが担当するのはやめたほうがいいです。それは全部、ゆなちゃんにやらせましょう。あるいは、ちゃんと教えてあげてください。やらせてあげてください。そして作られた動画を、きちんと事務所として管理しましょうよ。っていう。

 

ゆなちゃんって、怪盗ピンキーの動画で「うんこ・ちんこ・まんこゲーム」という遊びをやってるんですね。(このとき、顔を隠しています)

大層楽しそうにやっていて、微笑ましく面白い動画ではあるんですけど、「まんこ」っていう言葉はおよそ一般的に日常で使う言葉ではないですよね。この動画の面白さって、「そんな言葉を何の衒いも無く小学生女子が口にしている」っていうところにもあったりするんですよ。別にいいんです。本人が楽しそうにしていて、まんこという言葉の意味も自覚していて、そして視聴者を楽しませられていて、別にいいんです。でもね。

 

質が低いんですよ。

そこにあるゆなちゃんの価値って、単なる「タレント」でしかないんですよ。可愛らしい女の子が「うんこ・ちんこ・まんこゲーム」でキャッキャウフフとしていて、微笑ましくって200万再生…。少なく見積もって10万円以上の収入になるんです。

 

これは、僕、あまり良くないことだと思います。

教育上も、仕事としても、あまり良くないんじゃないかな。

 

youtuber、動画配信者っていう仕事が、歴史が浅すぎてどう判断していいか良くわからないっていうことも非常に大きいんですけどね。

 

はい、で、とどめ。

VAZに所属するほとんどの動画配信者が「そう」で、VAZは、「タレント性しかないタレント」を大量に生み出している恐ろしい組織です、で終わりにしましょうか。

 

もちろん、それはそれでスゴイんですよ!

でも「その先には一体なにがあるのか」と思わざるを得ない、おじさんでした。

 

p.s.はじめしゃちょーやらが動画編集の勉強したりするのってすごく素敵だと思う。他にも編集技術を学ぶことを表明したyoutuberって何人かいて、…ただ、結局視聴者に編集技術って求められてないから、ほとんど実現していかないっていうね…。瀬戸さんなんて異常に編集技術を向上させていってるけど、視聴者の大半が「別にそれはどっちでも…」という反応であることに、ジレンマを抱えているだろうなと思います。難しい商売だねェ。

 

ワークショップのお知らせなど

お世話になっております。

 

突劇金魚『僕のヘビ母さん』に出演することや、space×drama ◯ (スペースドラマ わ)においてbaghdad caféがお送りする「ばぐといっしょ」という企画があって、その中の一部のワークショップを担当することをお伝えしたいです。

「ばぐといっしょ」という企画は、すげー色んな事をしていて実態が謎です。主に、ワークショップ的なものをbaghdad caféが司り、色んな人が講師をやります。

 

また、space×drama ◯においては、これまた突劇金魚サリngさんの『愛情マニア』をテキストとして使ったシンポジウム的なものがあって、それにうちの劇団員の杉原が出ているよということもあるんですが、これは「ばぐといっしょ」とは関係なくて、でも進行役がbaghdad caféの泉さんだったりして、しかも『僕のヘビ母さん』の公演期間中とかいうことになっていて、ただまあ僕は『愛情マニア』とは関係なくて。

なんかもうお知らせがややこしくなる一方だし、頭がおかしくなりそうなので、とりあえず自分のWSのやつだけ書きます。何がどう関係しているのかは各々が見つけて下さい。

どう考えても泉さんが頭バグって失踪する未来しか浮かばないのですが、さすが有能、ばりばり回して下さっています。先日も、下記WSのシミュレーションを行いました。

 

4/15(土)14:00~15:30

『n通りの演技』

【料金】500円/1回 ※1回だけの参加可能です

【場所】研修室B

【定員】各回10名

【予約フォーム】https://ssl.form-mailer.jp/fms/bcca77a5489572 予約受付中!

※space×drama〇共通パス対象(1回分)

 

↑これもちなみに「僕のヘビ母さん」の上演期間中です。(休演日ですが。)

いくつもある演技の方法の、<いくつもありさ>を体感するのに良いWSになると思います。僕はフラッシュフィクションという演劇の作り方をしたことがあるので、多分作ってきた「数」で言えば、そこらの同期を吹き飛ばす量を生みだしてきたという自負があります。(1分の寸劇を「作品」とカウントする傲慢さはさておき。)「ひとつの方法論に基づいて、これをこうして、アレをドン!」というタイプのワークショップではありませんが、演技・演出・読解・解釈のヒントになるといいなと思っています。

ぜひ、ご参加下さい。一番に売り切れて、「やっぱ福谷さんキテるな(頭頂部が)」と思われたいです。ぜひぜひ。

 

##

 

今週と来週で東、松原、石畑が出演する舞台がある。GPPもまだ記憶に新しいのに、先日は制作の竹内がコトリ会議に出演していたので、それも観てきた。参った。「演劇は月に一本観たらもう観過ぎ」論者としては、参った。観過ぎ、観過ぎだ。

こっちはまだ去年のダークマスターをしがめるし、KERA・MAPのグッドバイも全然口の中に入っている。MONOの松原の「裸に勾玉」も全然新鮮に覚えてるし、もっと言えば僕は「少しはみ出て殴られた」をたいそう気に入っていて、「これでもうMONOは観なくて良し!」とまで思ったくらいなのだ。ちくしょう。

世界はどうして、こんなに創作に飢えているのだ。供給過多じゃい。

 

##

 

今日はこれで終わります。

 

幸福の科学についてとかしばいのまちについてとか、突金さんとの距離感とか、書きたいことが色々あった結果、全部が打ち消し合って、すべてのやる気を失うという現象が起きました。往々にして、そういうものである。

 

(了)

カメハウス解散とエロについて

お世話になっております。

 

近畿大学の先輩劇団、カメハウスが解散するそうだ。たしか観たことがあるのは『マクベス』と『銀河』。他にもあるかもしれないが、思いだせない。過去公演の一覧のようなものを探したが、見当たらなかった。もしかしたら、見たのはこの二つだけかもしれない。

マクベス』は原作を日本に置き換えた、ヤクザの抗争の物語だった。『銀河』はたしか、宮沢くんの銀河鉄道の夜がモチーフだったんじゃないかな。ストーリーはほぼ忘れた。だいぶ壮大だったと思う。壮大なストーリーって逆に忘れてしまうよね。昨日の記事じゃないけど、ナウシカとかラピュタも、僕いまだによく分かってないし。何回も見ているはずなんだけど、話の規模が大きくて、頭に仕舞っておけないんだよな。僕の頭が悪いっていうことが原因のほとんどなんだけど。ポニョなんかは大好きなんだけど、何の話かと聞かれるとすごく困る。あらすじがまったくわからない。

そうそう、でも千と千尋、このあいだテレビで見た時、「わかる!わかる!全部わかる!」状態になったんだよね。少女の成長物語をものすごくクリアに掴めた。面白いねー、『千と千尋の神隠し』。えーと、……話が横道にそれるスピードえぐいな。

 

カメハウス。よく覚えているのは、解散騒動。「何人動員できなかったら解散します!」というような目標を掲げて、達成できなかったものの、解散しなかったという。247人とか277人とか、そんな数だったんだよな。キリの良い数字じゃなかったから、逆に覚えている。騒動になっていたかどうかは曖昧だが、あのときタイミングがたまたま合って、主宰の亀井さんが動画で上げた謝罪と説明を目撃したんだよね。半日くらいで動画は消されたんじゃなかったかな。「こういうのをちゃんと目撃する俺、ほんと俺っぽいな」と思ったので良く覚えている。確実に前世がパパラッチだと思う。来世もパパラッチだと思う。たまたま今世がフリーター。

 

炎上、していたのかな。そこがどうも曖昧。「解散するっつったんだから、解散しろ!」というような意見はあまり無かった気がする。「安易に解散とか言うな!」っていう意見が多かったかな、たしか。まあイコール「解散しろ」とも取れるけど。

あのー、ボクサーの亀田くんが負けたら切腹するって言ったの、いつくらいだったかな。覚えてないけど、盛り上げるために少し過激な事を言うっていう方法は、まァあるよね。でも、亀井さんの説明は確か、「解散は本気で言ってました」的なことだったと記憶してる。本気って、怖いよね。亀田くんの切腹発言はもちろんパフォーマンスだったろうし。もし「本気で切腹するつもりで言ってました」と言われても、「えぇ…?マジの人やん…」と思ってしまう。亀井さんの動画を目撃したときは、「えぇ…?マジの人やん…」という感想を持った。僕は「マジじゃない芸」、「嘘に決まってるやん芸」が染みついた塵芥ボーイなので、ああいう「本気」を見ると、ギョッとしちゃうんですよね。

 

確か今年に入って、カメハウスは劇団員を募集していたはずだ。たぶんこれも、「本気」だったんだろう。「本気」で募集していたはずだ。解散するつもりで募集するはずは無いから。なんとも、情熱的な集団だ。多分、亀井さんという男が、非常に情熱的で、異常に誠実で、過剰に真面目なナイスガイなんだと思う。(何度かご挨拶はさせてもらっているが)

 

僕なんかは、軽薄を1mmにスライスして丸めたものを冷凍保存したときに周りにつく霜のような男なので、亀井さんの一挙手一投足で溶けて無くなってしまうのである。

 

なんだか、ここにきて解散騒動をピックアップしているのが申し訳ないが、最近の作品を見ていないので仕方がない。それに、やはりそこを語らずにはいられないんだな。あのとき、あれだけ泣き喚き騒いだ男が、こんなに静かに解散するだなんて。なんだかそのことに、時の流れを感じずにはいられないし、センチメンタルな気持ちになってしまうのだ。

 

諸行無常なのである。演劇活動は続けるようなので、団体がしょぎょうむじょっただけだ。この「しょぎょうむじょる」という言葉は、僕が中学生のときに発明した。「この世のものはすべて、姿も本質も流動変化するものである」と思ったときに、「しょぎょうむじょってんなァー!」とか「やばい、むじょった!」という使い方をする。ふざけた日本語の使い方で、お気に入りだ。教科書を無くしたり、制服が破れたり、好きな人が転校したり、好きじゃなくなったり、しょぎょうむじょってばっかりだった。

 

そんなふうに捉えていきたい。大抵のものは「しょぎょうむじょって」いく。亀井さんの本気も、僕の軽薄もむじょっていく。だからやっぱり、演劇を観に行こう。演劇はか弱い。いつ、むじょるのかわからない。カメハウス、むじょってしまった。こうなってから、だったら『どろどろどるーんぷらすてぃっく』観たかったな、なんて思っても後のまつりのあらしなのである。どろどろ、エロかったそうだから、やっぱり見てみたかった。DVDでおっぱいは見られるのだろうか。セックスシーンもあり、エロかったそうである。エロいもの、見たい(直球)。エロについて書いてみようかな。

 

僕はおそらく、エロに対して敏感だ。男女が触れ合うだけで、「エロだ!」と思ってしまう。だから、あまりダンスパフォーマンス的なものに没入できないことが多い。「エロだ!」と思ってしまうから。決して興奮してしまうとか、卑猥で目を背けてしまうとか、それほどのことではないんだけど。例えば壱劇屋のパフォーマンスで、西分さんの腰あたりを男性が持ったりした時、「…腰のあたりを、持っている……」と意味不明なモノローグが僕の脳に流れ出す。僕だって、こんなモノローグが流れる自分は、頭がおかしいんじゃないかと思っている。だけど、流れるもんは流れるんだから仕方がない。

ちなみに外国人のダンスやパフォーマンスで「エロだ!」を感じることはあまり無い。やっぱりこう、距離感とかリアリティの問題だと思う。距離感とリアリティってのは、単純にアダルト作品でも極めて大事な要素だ。やはり沖縄ナンパより兵庫ナンパ何の話だ。

 

だからこう、「エロです!」と提示されたシーンなら、「エロだね!」と思えるから、楽なんだよね。そういう意味で、感想などを見る限り、『どろどろ』のエロはド直球のエロで、「そわそわした」なんて事も書かれていたが、そのほうが多分僕はそわそわしない。全然エロくないシーンで、妙に身体が密着したり、顔と顔の距離が近かったりしたときのほうが、そわそわしてしまう。僕は病気。アイムシック。

 

劇団というのは、どうして解散するのだろうか。つい先日、匿名劇壇でも「匿名劇壇とは一体なんなんですか?」という話をした。なかなか有意義な話になったような気がする。もう少し話し合ってみたい。以前、baghdad cafe'の泉さんが、演劇活動を「趣味の極み」として考えてみた、というようなことを言っていたのを思い出した。そのとき僕は、「(いや、僕はもっと商業ベースだな)」的なことを思ったような気がするのだが、先日の話し合いでは少し違った答えが出た。僕たちの演劇活動は「神々の遊び」、だ。「趣味の極み」と非常に似ている。

「俺たちがやっているのは、神々の遊びなんだ、きっと。そして、小さな遊びではもう満足できない身体になってしまっているんだ。だから、高みをめざしているんだ」というような、結論だかなんだかよくわからないが、そんなことで話し合いが終わった。

 

……解散する前って、どんな話し合いが行われるんだろうね。

 

匿名劇壇もきっと、「解散公演」ってやつはしないと思う。そんな話し合いをしたことはないが、基本的にドライな集団なので、「いや、もう解散するんだから、単に解散でいいんじゃない?」ですぐ結論となりそうだ。僕だけで言うと、解散発表さえしないレベルの薄情さを持っているから。真顔でWEBサイトを消すだけかもしれない。やべえ奴じゃねえか。せめてお知らせくらいはするようにしましょう。

 

ま、そのときまでよろしく頼みますよ。

 

まーた、こうしてカメハウスさんを入り口にして自分の話をしてしまったので、「カメハウスさん、お疲れさまでした」で〆るのもしっくりこない展開になってしまったな。どうやって終わろうかな。えーと。

 

……DVD、買います!(なんかもう、ほんとキミって最低)

 

(了)

ルパンは最低な泥棒男である。

お世話になっております。

 

僕は殆ど、テレビ番組というものを見なくなってしまった。こういうのは習慣なので、「見ない!」と強く心に決めているわけでも、「テレビなんてツマラナイ!」と決めつけているわけでもない。単に、見ない。夕食を食べるときに15分間程度眺めているだけだ。

体力がないことも大きいと思う。連続ドラマなんて、もう何年も見ていない。いや、正確には見ている。『家政婦のミタ』や『半沢直樹』は、数話見た。何年前の作品だ。おそらくその後も何かを少しくらい見ているはずだが、ワンクール通して見た作品は全く無い。昨日は『カルテット』を15分ほど見た。面白そうだったが、全部見る体力がない。

 

あまちゃん』に至っては、あれだけ話題になったのに、一秒も見たことがない。…2013年の作品だ。すでに新しい朝ドラはたくさんあるわけだから、今更『あまちゃん』を見ていなくても何の問題もないとは思うが。正直言って未だに何の話なのかがわからない。のんちゃん=あまちゃんだということはわかる。少し、推測してみようか。

 

多分これは、海女の話だと思う。ポスターが、そんな感じだったから。だから、「海女」のアマと、「甘ったれ」のアマがかかっているんだろう。それで、主人公の女の子(のんちゃん)が皆から「あまちゃん」と呼ばれていたのだ。さくらももこが「まるちゃん」と呼ばれているのと同じ理論である。そして、この作品にはアイドルグループがいたはずだ。「暦の上ではディッセンバー」という一節だけ知っている。あれは、なんだ。

あまちゃんが、そのアイドルグループの、一員なのか。まあ、そうなんだろう。それでこう、故郷を離れて、あれだ、頑張ってるっていうやつだろう。

ということは、あれか。あまちゃんは、トップアイドルをめざすわけだ。あっ、だから、スカウトされたんだな、絶対。こう、奄美大島あたりで海女をやっていたところに、スカウトマンがリゾートに来たんだろう。そこで「ぜひ、うちのグループに入らないか」的なことを言われて、あまちゃんは上京を決意するんだ。

だから、あれだな。あまちゃんはきっと家計を支えていたから、一回は断ってるんだ。でもこう、なんだかんだで家族にバレて「行っておいで」的な、そういう感動があったはずだ。なんか、そういうのが繰り返されて行く話なんじゃないかな。

こう、アイドルグループにはさ、東京で下積みして登りつめた子とかもいてさ、「こんな田舎のぽっと出のあまちゃんと一緒にしないでよ!」的なこともあったんだろう。

 

そんな話なんじゃないかな。

 

これ、楽しいな。違う話をするつもりだったが、もうこれでいいや。

『まれ』、『まれ』なんてマジで全然わからない。たぶん、家族の話だ。家族みたいなポスターを見たことある気がする。それでこう、田舎だろう。田舎暮らしだ。……おぉー、マジでわからない!やっぱり『あまちゃん』ってブームだったんだな。上記の妄想が当たってるとは思わないが、推測できる素材はある程度持ってたもんね。見てないのに。『まれ』に関しては、本当にまったくわからない。

……今調べたら、『まれ』はパティシエをめざす話だったそうだ。マジで?その情報、届いてないわ…。いや、例えば『べっぴんさん』が洋服屋さんとかは知ってるけど、『まれ』がパティシエっていう情報、俺のとこ来てないわ…。多分常識なんだろうな…。

 

他に、ないかな。

ブームになった作品で、僕の知らないやつ。いや、そりゃ山ほどあるんだけど、さすが僕が知らないだけあって、僕からは出てこないよね。

 

あれか。ジブリで言うと、『紅の豚』。見てないんです。これ見てないって言って、結構何回か怒られてるんですけど、見てないんです。「飛べねえ豚はただの豚だ」しか知らないです。「飛べねえ」か「飛ばねえ」かも曖昧です。だから、こう、豚のパイロットの話なんでしょ、ってことはわかります。マルコみたいな名前の豚ですよね?

なんかこう、豚と人間が共存してる世界観なんですよ。たしか、普通に女の人とかもいたはずなんで。もういいや。それしかわかりません。なんだあの世界観。

 

そう!全然、関係ないんですけど!

僕ね、前から思ってたおかしなこと言うていいですか?

 

あのー、「ルパンも銃使う」んですよ!

これ、わかります?何が言いたいか。めっちゃダメじゃないですか?

五ェ門がね、刀でしょ。で、次元が銃じゃないですか。で、「ルパンも銃使う」んですよ!!

これ信じられなくないですか?絶対ダメでしょ?これはもう、ルパンは、なんですか、マジックが得意とか、なんだ、ステッキで戦うみたいなことにしないと、ダメじゃないですか!?

どう思います、みなさん!?

いっつも思うんですよ!ルパンが銃使ったとき、「あっ、次元、どんな顔!?」って。あれ絶対、次元、顔おかしなりますよ。「銃は俺のやつやん…?」って思ってますよ。ルパンはこう、爆弾とか、ちがう武器にしましょうよ!

 

見て下さいこの実写のポスター!

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もう、次元タバコ吸うてるんですよ!そりゃ、もう、そうですよ!タバコでアイデンティティ確保するしかないですもん!銃取られたら!

 

ほんでこれ、よく見たら不二子も銃持ってるんですよ、このボケ!

 

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いや、ちょお、もう…

 

銃は次元に譲ったってぇや!!!!!

 

銭形→手錠

五ェ門→刀

次元→銃

ルパン→なんか爆弾とか、煙玉とか

不二子→ロープとか、セクシーなやつ

 

に、しようや!!!!

 

ほんでルパンのボケ、こいつタバコも吸うからな!?

 

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なにしてんねんお前!

次元の気持ち考えたことないんか!?

 

お前はもう、女好きとか、個性あるやん!グッズまで奪わんといてよ!次元だってほんまは「またつまらぬものを斬ってしまった」的なこと言いたいねん!でも全然思いつけへんねん!だから帽子目深にかぶってみたりしてさァ、頑張ってるやん!!

 

だから、ルパンが爆弾で戦えなくなったときに、次元が銃で助けるんちゃうん!?ほんで刀でロープ切るパターンとかもあるんちゃうん!?何でお前も銃やねん!!被ってんねん!!俺のやつやねん、銃は!!

 

ルパーーーーーン!!!!!

 

お前ほんま泥棒やな!!!!!

 

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お前も吸うてるなァ!?

 

(了)