プライバシーの侵害だ

匿名劇壇という劇団を主宰する福谷圭祐のブログ。このブログは基本的に自分のためだけに使おうと思います。考えをまとめたり、情報を整理したり。ま、もちろん他人の目に触れることは意識して書くけれど。 でも、あまり読まれたくはない。だからタイトルは、 「プライバシーの侵害だ」 。

駆け落ちしてみた~い

やりたいことシリーズ。

 

駆け落ちがしたい。

この人生のどこかに、「駆け落ち」というくだりが欲しかったなと思う。

 

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愛する人と一緒に逃げてみたかった。

電車を乗り継いで、浜辺に行って、誰もいない海の家で寝てみたかった。

そこに警察が来て、走って逃げてみたかった。

手をつないで。

そりゃもう、へその緒みたいに手をつないで。

 

でも、できない。

たぶんもう、この人生でそのくだりは訪れないと思う。

 

僕と身分差のある、どこかのお嬢様と恋に落ちれば、チャンスはある。

しかし、その可能性も低い。

たぶんトラックに轢かれるほうが可能性は高い。

そう考えると人生は怖い。

車には気をつけたほうがいい。

 

駆け落ちがしたい。

 

最悪、単独の失踪でもいい。

僕には失踪願望がいつからかあって、なにか大きなきっかけがあれば、何もかもぶん投げて沖縄に行きたいと常々思っている。

とはいえ、なかなかハードルは高い。

精神的に結構アレだったときも、やっぱり失踪はしなかった。

ずっと大阪にいた。

 

もし、一緒に逃げる「誰か」がいたら、逃げていたかもしれない。

沖縄に。

特に沖縄に思い入れはないが、なんとなく沖縄に。

 

たぶん僕が失踪した場合、沖縄のゲストハウスを何軒か当たれば、すぐに見つかると思う。

なので、できたら北から攻めて欲しい。

 

駆け落ちがしたい。

 

恋人と一緒に逃げたい。

親からでもいいし、警察からでもいいし、異国の王族からでもいい。

いや、そんなにドラマチックじゃなくていい。

どろどろで、どうしようもない、人間くさい駆け落ちでいい。

 

死ぬまでに一度はやってみたいこと。

富士登山」とか「バンジージャンプ」とか「アメリカ横断」とか「宇宙旅行」とか、いろいろある。そんなことより「駆け落ち」がしたい。

 

これはもう、「あー、彼氏ほしー」とか「彼女ほしー」みたいなのに似た欲望だ。

「好きな人が欲しい」とか「恋がしたい」とかじゃない。

 

ただ、駆け落ちがしたい。

こんな時間を過ごしたい。

 

――。

 

ザザーン……。ザプーン…。

 

僕「なあ」

すず「うん?」

僕「・・・やっぱいいや」

すず「どうしたの?」

僕「・・・後悔してる?」

すず「後悔?」

僕「うん」

すず「・・・ケースケは?」

僕「・・・してねーけど」

すず「ふうん」

僕「・・・」

すず「・・・あたしは、ちょっとしてる」

僕「・・・マジ?」

すず「・・・うそ」

 

ザザーン…………。

ザザーン……ザップーん……。

スィーン……。

 

ブーン…。ブロロロロ。

 

僕「・・・ん?」

 

キキッ。バンッ。バタンッ。

 

警察官「どうしたの、こんな時間に?」

僕「やべっ。広瀬、行くぞっ」

すず「うんっ」

 

タッタッタッタッ……。

マチナサーイ……。タッタッタッタッ…。

 

僕「ふぅ、ふぅ・・・。ここなら、大丈夫だろ」

すず「ねぇ、約束」

僕「え?」

すず「さっき、広瀬って呼んだでしょ」

僕「・・・」

すず「約束守って」

僕「悪かったよ。・・・すず」

すず「フフッ」

僕「・・・ハハッ」

 

……アッハッハッハ。フフフ…。

ザプーン…。

ザップーん…。

 

・・・・・・。

 

チュン…チュンチュン……。

 

すず「」

僕「ん・・・、朝だ。おい、広瀬」

すず「」

僕「おい、朝だぞ、起きろって」

すず「」

僕「・・・広瀬?おい。・・・おい!どうしたんだよ!」

すず「」

僕「おい、すず!なあ!起きろよ、すず!」

すず「」

僕「いやこれマジでなんなん!!!!!!!!」

 

 

いやこれマジでなんなん!!!!!!!!

 

うわ!トラック来た!!!!

 

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(了)

 

やりたいことシリーズ。

1.全身麻酔

2.駆け落ち(New!)

オススメ動画10選

 

ぼくのYouTube探検記。

頭がおかしくなったので、YouTubeの好きな動画を紹介します。

 

YouTuberの動画にも面白い作品はありますが、ちょっととっつきにくいかなと。

YouTubeって何が面白いの?」

 

オススメを十本選びました。

やや趣味が偏っているため、気に入っていたのに消されていることもしばしば。

 

アート系はまた紹介するとして、

今回は雑多に低俗に「おもろい」のを書いていきます。

 

##

 

一本目。

 

紹介・・・違っ

https://www.youtube.com/watch?v=8uUa6YxdMdI

 

仮面ライダーショーでの一幕。

仮面ライダー1号から順にポーズを決めていく、というシーン。

まずは見ていただきたい。

 

仮面ライダー1号がびしっとポーズを決めたときに流れたのは、「仮面ライダーカブト!」という音声。おそらくオペレーションのミスだろう。

 

ポーズを決めた後、それをほどく動き。

何事もなかったかのようにやり直しがはじまり、戸惑うように首を振る動き。

微動だにしない周りのライダーの心中を想像しながらも、何度でも見られる名作である。

 

コメント欄の「カブトになりたかった1号」というコメントも、笑いを誘う。

 

##

 

二本目。

 

【放送事故】 AKB48 稲垣香織 生放送中に不審なおじさん侵入 SHOWROOM

https://www.youtube.com/watch?v=J4sf3_n2a_w

 

山口真帆さんの一件を漁っていたときに見つけた動画。

生配信中に呼び鈴が鳴り、玄関に向かった後、「知らないおじさんがいた。出なくていいよね」と発言。しかしその後、部屋の物音が激しくなっていく。

 

見どころは6分5秒あたり。

「(もう静かにしてよ)」としか言いようのない顔が香ばしく、愛おしい。

 

ネット上では「同棲している彼氏の帰宅では?」と騒がれたようだが、そんな無粋な邪推をせずとも、この動画は楽しめる作品だ。

コメント欄に書かれている、

 

知らないおじさんが侵入してきているにもかかわらず

ファンに弱気を見せまいと必死に平静を装うその姿に感動しました。

 

という皮肉もまた、非常に粋であり、この動画に花を添えている。

 

##

 

三本目。

 

貧乏飯 マーガリンご飯

https://www.youtube.com/watch?v=mNrzNiWDF10&t=2s

 

おそらくパチンコ依存症の「はむはむ」という男。

たびたび数千円からいくらか程度のお金を画面に収め、「今月はこれで生きていかないといけません」というような内容の動画をアップロードしている。

 

再生数も低く、チャンネル登録者数も少ないが、今でも動画投稿を続けている。

不思議なモチベーションを維持している男だ。おそらく日記感覚なのだろう。

 

この動画は、そんな彼の生き様が詰まった一本。

貧乏飯と称して、マーガリンご飯を食べるだけ。

 

見どころは1分ジャストあたり。

醤油をかけ過ぎた後のかすかな溜め息、それだけで、彼は彼のすべてを体現している。

 

##

 

四本目。

 

【R18】信じられないくらいエッチなオナサポ音声【カウントダウン】

https://www.youtube.com/watch?v=D5yblqJfowE

 

R18で、卑猥な音声が流れますのでご注意を。

 

ところが、私はこの音声で興奮はしない。

エッチだとは思わない。

ただひたすらに大笑いしてしまう。

 

聞くに堪えない方もいるとは思うが、

しばらく聞けた方は、全部は聞かずとも5分37秒まで飛ばしていただきたい。

 

そして、この音声で自慰をしている人を想像してみて欲しい。

人間の愚かさに、笑みがこぼれるだろう。

 

##

 

五本目。

 

ももクロ 東京タワーで「オレンジノート」アカペラ大合唱

https://www.youtube.com/watch?v=-0Bo9YDmJYo&feature=youtu.be

 

先日、芸事に復帰することを発表した有安杏果さん。

ももクロの中で一番僕が興味深く見ていた子で、引退は残念に思っていた。

 

そんな彼女のカッコイイ一面を見られる動画。

歌唱中に楽曲が止まるも、アカペラで歌い続けるももクロたち。

 

これを可能にしたのは、一切歌唱を止めなかった有安杏果だった。

 

##

 

六本目。

 

ももち失礼な司会者に最後は切れて一言

https://www.youtube.com/watch?v=oqf_tCD8gWk&feature=youtu.be

 

ももち。彼女もまた、非常に優秀なアイドルだった。

 

そんな彼女の優秀さと、また、背負った業のようなものを感じられる一品。

 

イベントに参加したカントリーガールズに対して、不可解なほど失礼な発言を連発する司会者。もちろん、この場で怒ったり変な空気にしたりわけにはいかない。

 

苛立ちを隠し、笑顔を絶やさない彼女らに敬服するが、なによりもその「失礼」を「くだり」として成立させかけたももちの手腕に恐れ入る。

あと、なによりこの不可解なレベルで失礼な司会者に笑ってしまう。

 

##

 

七本目。

 

「魔法の伴奏」 黒鍵だけをどんなに適当に弾いても曲っぽくなる

https://www.youtube.com/watch?v=ypVvFjqfwOg&feature=youtu.be

 

ド素人が黒鍵を叩くだけで、ジャジーな演奏ができる魔法の伴奏の動画。

iPhoneについている楽器アプリでも遊べる。

 

どうしようもなくなったときは、この伴奏に黒鍵を叩いて、

大丈夫な振りをすることができます。

 

##

 

八本目。

 

[恋する10代LGBTへ]『確信』 井上涼:やる気あり美

https://www.youtube.com/watch?v=lVtWwMIjtCI

 

現在はびじゅチューン!でしっかり売れた井上涼さん。ゲイであることをカミングアウトして活動を続けている。

これはアート系になるかな。こういうちゃんとしたのも一応いれておこう。

 

一番有名なのが下記だろうか。

 

何にでも牛乳を注ぐ女『びじゅチューン!』

https://www.youtube.com/watch?v=pia0iJLqzmA

 

これもまあそりゃ面白く、愉快で、460万再生。

しかしながら僕は、前者の「確信」のほうをオススメしたい。

彼の歌声とアニメーションがマッチして、涙なしには聞くことができない。

素晴らしい楽曲。

 

バラバラルルル / 井上涼 【ダイバーシティ

https://www.youtube.com/watch?v=Tnjxpa8I6ZY&t=3s

 

こちらもオススメしておきたい。

 

##

 

九本目。

 

【放送事故】生放送中に脳梗塞になり話せなくなる【カジテツ玉子】

https://www.youtube.com/watch?v=F5Ek8L2knyM&t=49s

 

タイトルの通り、生配信中に言動がおかしくなる動画。

非常に恐ろしい一幕なので、やや閲覧注意です。

 

動画が始まってすぐ、明らかにろれつが回らなくなる生主。

その後、「しゃべれなくなった」とキーをタイプする。

 

心配するコメント、悪ノリするコメントなどさまざま。

僕はこの動画を生ではなく、この録画で見たが、「人が死んでしまう瞬間に立ち会ってしまうのではないか」という恐怖を強く感じた。

 

本人は現在も元気で、配信を続けているので、ご安心ください。

 

【報告】入院していました・・・。

https://www.youtube.com/watch?v=qfjLUN_z7ME

 

病院に行った結果「モロの脳梗塞だった」と饒舌に報告。「ろれつが回らなくなってから回復したのはまったくの偶然で、後遺症が残る展開になってもおかしくなった」などと、軽快なトークで語っている。なんちゅう話だ。

 

##

 

十本目。

 

菅井七段 ワープ角による反則負けの状況を解説

https://www.youtube.com/watch?v=Td5-qMhQ5Kc

 

将棋漫談のひとつの到達点。

角をワープさせてしまった自分のミスを解説。

将棋が分からない人にもオススメ。

 

「将棋っておもしろい!」の裏ルートのような動画。

 

##

 

以上です。

YouTubeには、他にもたくさんの面白い動画があります。

 

オススメのがあったら、教えてください。

 

(了)

全身麻酔にかかりた~い

 

ぼくが頻繁に思うこと。

 

全身麻酔にかかりたい。

 

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全身麻酔のイラスト

 

もちろん宇宙に行きたいし、オーロラだって見たい。

しかし、それが頭に浮かぶのは一年に一回くらいだ。

僕はさほど旅行が好きではないし、新しい体験を渇望するタイプでもない。

 

ただし、全身麻酔は、わりと頻繁に思う。

月に一度くらいは検索してしまう。

 

全身麻酔

 

全身麻酔 体験

 

全身麻酔 体験談

 

全身麻酔 健康 体験

 

全身麻酔がしたい

 

笑気麻酔

 

笑気 意味

 

全身麻酔 効果

 

鈴木奈々 パンチラ

 

全身麻酔 通常

 

全身麻酔 募集

 

全身麻酔 自営業

 

全身麻酔 一回だけ

 

 

などなど。

 

全身麻酔 自営業」については、ブラックジャック的なものを想像して打ち込んだ。

当然、そんなやつは見つからない。

もし見つかったとしても、絶対に問い合わせるべきではない。

 

さんざん調べてきたので、健康な人間に全身麻酔などできないことも知っている。

リスクだって大きい。

このブログを読んで「もしよければ、うちでやれますよ」という連絡が来ても、きちんと断る程度には調べた。そんな危ない野郎はこちらから願い下げだ。

 

「健康な人間に全身麻酔をすることはできません。麻酔にはそれ相応のリスクがあり、事前の通院だって必要です。手術の前にヒョイとかけるようなものではないんですよ」と、しっかり叱ってくれる、大人の男の人がいい。

 

「やりたくてやるようなものじゃないんですよ!」と強くたしなめられる人じゃないと。

それに対して「そこをなんとか!」とぼくは言いたい。

 

きちんと、そのプロセスは経たい。

すぐにやろうとはしないで欲しい。

本当に好きなのか不安になるから。

身体目当てなんじゃないかなって、悲しくなるから。

 

そりゃ告白したのはあたしだったけど。

あなたに彼女がいることは知ってたし。

付き合おうって、今夜だけ?

・・・いいよ。

だけどひとつだけ約束して。

まるでずっと前から、そしてずっと先まで、

あたしの彼氏でいてくれたような、

今夜はそんな、顔をしててね・・・。

 

 

全身麻酔にかかりたい。

 

違う違う、全身麻酔にかかりたい。

抱かれそうなってもうた。

全身麻酔にかかりたい。

 

と言うのも私、失神や気絶も未体験なのだ。

失神童貞であり、気絶童貞。

28年間、「眠り」以外によって意識が途切れたことはないのだ。

 

文科系だったので、ラグビーやボクシングによる脳震とうチャンスもなかった。

それに、失神ゲームをやるほどバカでもなかった。

大病や大怪我もしていないし、幸運な人生だ。

 

お酒、という手もある。

お酒で記憶を失ったことは、一度だけある。

若い頃だった。

あれは恐ろしかったので、二度と体験したくない。

ああいうのじゃない。

 

「記憶が欠落していた時間、自分が何をしていたかわからない」のは怖すぎるのだ。

確実に、横たわっていたい。

自分が何もしていないことが保証されていて欲しい。

 

お酒を飲み過ぎてしまい、友人の家で目覚め、「なぜそこにいるのかわからない」という状況にはじめて陥ったとき、僕はややパニックになった。

「・・・もし、僕が昨晩人を殺していたとしても、僕は今それを覚えていない。殺していないということも、覚えていない。でも、人は一人、確実に死んでいる」とか思った。

 

当然、誰も死んでいない。

何に対して「確実」と思ったのか、意味はわからない。

 

全身麻酔はそうじゃない。

次にめざめるときは、病院のベッドだとまあ保証されている。

多少の寝言や記憶のラグがあることも予想されるが、まあ、酒の席での失態レベルのことはやらかさないだろう。

 

全身麻酔にかかりたい。

 

病気にはなりたくない。

事故にもあいたくない。

 

僕は月に行きたいとはさほど思わないし、フェラーリに乗りたいとも思わないし、ウユニ塩湖.jpgで満足する男だ。

こんな僕のささやかな願い。

 

こんなことを頻繁に考えているため、少し怖いのが、神様の優しさである。

 

月やフェラーリやウユニ塩湖よりもハードルが低い気がするし、

僕も頻繁に願ってしまうので、

いつか神様が気を利かしてきそうで怖い。

 

神様、あの、そういうんじゃないですからね。

 

僕、病気とか事故とかは嫌ですからね。

ただ、全身麻酔にかかりたいって言ってるだけですからね。

 

そりゃ日々あなたのもとに届くであろう、「億万長者になりたい」とか「モテモテになりたい」とか「とにかく幸せになりたい」なんていう願いに比べると、相当気楽に手をつけられるものかもしれませんが。

 

「ほう、全身麻酔にかかりたいとな。そーれっ」とか、

絶対やめてくださいね。

2トントラックとかやめてくださいね。

すごいウイルスとかやめてくださいね。

 

それは優しさではないんで。

そういうのは優しさと呼ばないんで。

 

よろしくお願いします。

 

(了)

 

 

松っちゃんのセクハラ発言について考えました

 

最近目にしたさまざまな出来事について考えていると、どうやら僕は「ファジーであることを是としているが、それによって議論が生まれた場合には、翻ってラジカルな立場をとる」という傾向があると気がついた。

なにこのダセェ前置き。一生やめよ。

 

例えば、セクハラ。

僕は基本的に「セクハラはいけないことだけど、セクハラかどうかは時と場合で判断する必要がある。状況や関係によるし、ルールを設けるのは難しい」と思ってる。思ってた。

metoo運動についても、おおむね慎重派で。是と非が自分の中でバランスを保っている。

 

だけど、このあいだの松本人志が指原に言った「そこは、お得意の体を使って、何とかするとか…」という発言からの軽い炎上。

あれを見て、なんと僕は「うん。もう、全部禁止にしようぜ」と思ったのだ。すごいね。

とにかく「セクハラ文字列は画一的に禁止!」という提案。

 

それがなんでかを書いてみる。

著名人の意見とかも読んだんだけど、マッチするのは見つからなかった。

 

まず、あの発言についての反応は主にこの二種類だと思う。

 

①セクハラだよ派

性的な接待を想起させる発言はセクハラだよ派。

まるで指原がそんなことしているみたいだよ派。

そういう実態が芸能界にあることを示唆する発言だよ派。

指原が傷つくよ派。

視聴者が不愉快だよ派。

 

②コメディだよ派

指原のリアクションで笑いになったよ派。

「何言ってるんですか」「やば」と、否定できていたよ派。

二人はこれができる仲だよ派。

指原は傷つかないよ派。

これもアウトなんて堅苦しい世の中だよ派。

 

僕としては、正直、どちらの意見も手に持つことができる。

どっちでもいい。

どっちでもいいんです。

むしろ本当はファジーにファジーにしていきたい。

松ちゃんの気持ちはわかるし。

 

ただ、もめるくらいなら、全面的に禁止にしましょうよと、翻って過激派に変身しちゃう。

「そこは、お得意の体を使って、何とかするとか…」というこの文字列は、いかなる関係、いかなる状況、いかなるニュアンスであれ、「セクハラ文字列」と解釈し、禁止にしましょう、って思ってしまう。

 

なぜかっていうとね、これはもう、わからないからなんです。

 

こういうふうに言及していた人いなかったように思うんですけど、「指原さんが、数年後に、“あの時つらかった”って言いだす可能性」って、ゼロじゃないんですよね。

 

ゼロじゃないんですよ。ここが僕、気になるんです。

これがね、指原さんが現時点、「全く傷ついてなくて」「むしろウェルカム」「ツイッターでちょっとイジって終わり」であったとしても、それはもう、わからない話なんですよ。

人の心の中なので。

 

たとえば彼女の出演する『指原莉乃&ブラマヨの恋するサイテー男総選挙』はどうでしょう。

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性的発言のオンパレードで、指原さんが恥ずかしがる様子を楽しむようなくだりもたくさんあります。面白い番組です。

 

これを見てね、視聴者は「さっしーは、この番組を楽しんでる」と認識すると思うんですよ。だって、指原さんすごく有能だから。いいリアクションするから。

それに「自発的に引き受けた仕事だし、嫌ならやめるはず」とか思うんですよ。

 

でもね、本当のところ、彼女が楽しく仕事してようが、「仕事」と思って仕事してようが、僕らにはわからないんです。スタッフにもわかんないです。わかんないなか、「良い」と仮定して、性的な文字列を耳に流し込まれて、笑ってるさっしーを見て、コンテンツとして楽しんでるわけです。コンテンツとして作ってるわけです。

松ちゃんだって、わかんないなか、「この状況で、彼女なら、このボケは、良い」と「仮定」して言ったわけです。

 

たださぁ。

あんなに笑顔のグラビアアイドルだって、水着は嫌だったってようゆうてまっせ?

 

だから、こうやってもめたときに、「相手が良いんなら、良い」って結論は、ややこしいんですよ!そんなのわかんないんですから!

 

篠原涼子ごっつええ感じ時代が、「いい思い出になるかどうか」、これはもうただのギャンブルですよ。誰がわかるんですかそんなこと。

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指原莉乃がすべての番組のすべての性的ないじりを、「仕事」と認識している。あるいは楽しんでいる。そうじゃなくても、我慢することができる。彼女はそういうひと…。

そんなことを確信持って言えるやつは、それこそ驕りだし、それがセクハラですよ。

 

わかんないんです。だれにもわかんない。本人にもわからない。

 

だからもう、禁止!

ちゃんと、「性的いじり」が契約書に組み込まれてない限り、禁止!

つまり『指原莉乃&ブラマヨの恋するサイテー男総選挙』は、性的な発言をすることを前提に作られるコンテンツだから、あの番組内においては、セクハラ文字列はOK。

そういう契約にすること!

今はファジーにやってるけど、ちゃんと書面にしなさい!

 

つまり、性的コンテンツがなくなるわけではなくて、

AV女優の作品は、AV女優の作品として、そういう契約で撮ればいいのよ。

グラビアも、契約で撮ったなら、「嫌だった」でもそこはしょうがない。

セクハラにはならない。

ただし、別番組に出たときに、性的発言をされるのは、もう別途契約ってことで!

 

紗倉まなさんに「あれってほんとに感じてるんですか?」とか聞くのは別途契約!

それはセクハラ文字列です!

っていうかなんやそのしょうもない質問!帰れ童貞!

 

セクハラ文字列は全部、別途契約とします!

契約が交わされていない場合は、もう、セクハラです!

大懲役!

 

だってもう、もめるんですもん!

 

まあ結局、形骸化はするんでしょうけどね。

でも、そうしたほうがいいよ。

バンジージャンプだって、一応、「死んでもいいです」って書くじゃないですか。

いいわけないのに。

 

たぶん、売れたい女性タレントたちもね、いいわけないのに「セクハラ文字列OK」って書いてしまうようになってはいくと思うんですけども。

ただ、まあ、この書面があるかどうかは大事ですよ。

唯一の、客観的なやつなんで。

もう、それを逃すと主観的なやつしか残らないんで。

 

この書面を芸能事務所が勝手に署名捺印してたらもう裁判ですよ。

大懲役!

 

で、我々一般大衆はどうか、って話なんですけど。

 

これはもう、どうします?

一切禁止でいいんじゃないですか?

 

僕も、「最近いつエッチした?」みたいなことはね、ちょっと酔うと言ってしまうんですよ。これくらい許されると勝手に思って。

しょうもないやつですよ。くそおもんなごみですよ。シラフのときは明日死ぬみたいな顔してんのに、ちょっと飲んだら、親しい子(と勝手に思い込んでる子)にはデレデレですよ。

 

これをね、僕自身は、正直言って僕自身は、ファジーに楽しんでたいですよ。そりゃ。

「サイテー」とか言われて、ケタケタ笑ってたいですよ。

でもね、それでもめるくらいなら、もうやめたほうがいいです。

禁止!

 

「最近いつエッチした?」とか、聞いていい関係かどうかなんてわかんないんですから。

禁止!禁止!禁止!

全部禁止!セクハラ文字列は禁止!

 

どうでしょうか?

 

ちなみにセクハラ文字列はまだリストアップできていませんが、

 

基本的に「お前オカンにそれ言える?」が基準で良いと思います。

 

 

と、これでオチたと思いますが…。

 

「ボディタッチはどうする?」っていうのがいま頭に浮かんで、このままいくとゴリゴリのイスラム教の世界観に突入してしまいますわ。

 

どうする?

やっぱりファジーにしとく?

 

(了)

 

思うところあったらコメントくださいm()m

ゆかちん

ゆかちん

 

ゆかちんはもう、ダメなのである。

復活のきざしはない。ダメダメなのである。その証拠にほら、変なお洋服を着ているのである。カバの汗を集めたピンク色の液体に、煙草の灰を落としてかき混ぜて、三日間浸したみたいな色のセーター。無地。ダサダサなのである。

 世界がダメになるか、ゆかちんがダメになるか。おぎゃあと始まったサドンデスゲームも、ついにゆかちんの負けで終わったのである。やっぱり、世界は強かったのである。リベンジマッチを挑もうにも、こんなお洋服じゃコンティニューもできそうにない。ポッケもないのであるからして、百円玉など見つかるはずがなかろうもん。

 いつだって今日のゆかちんは、明日のゆかちんにすべて託してきたのである。夢や希望はもちろんのこと、怒りや恨みやストレスも、タイムカードを改ざんした罪悪感から、夜中に食べた菓子パンの高カロリーまで。次のシフトに任せてきたのである。ゆかちんはすごくアホなので、一度眠って朝になったら、まっこと生まれ変わるのだ。ゆかちんはそれを世界のバグだと思って、ハックしてやったぜと余裕の笑みを浮かべ生きてまいったのである。

 ところがどっこい。何度眠っても、何度朝を迎えても、リセットされない今日がやってきてしまったのである。明日の押し入れはもうパンパンで、今日に布団がなだれ込み、ゆかちん安らかに圧死眠眠。明日に夢や希望を託し、ストレスや罪悪感を流し込み、無限の今日を生きていけると思っていたのに。ゆかちんが見つけた唯一のライフハックだったのに。明日にしまい込めなくなった、夢と希望でいっぱいの今日が、ストレスと罪悪感でいっぱいの今日が、死にたい欲望と、死にたくない衝動でいっぱいの今日が、とうとう今日が今日で今日は。

 「ここで一句」

 と、ゆかちんは呟いてみたのである。一応大学を出たゆかちんは、辞世の句という言葉くらい知っていたからである。だけど頭が真っ白で、何にも思い浮かばなかったのである。ただハラハラと涙がこぼれてくるだけだったのである。ああ、ゆかちんよ。

 いっそのこと、この精神的な死が、肉体的な死へと代替可能ならよかったのにと、ゆかちんは思ったのである。ゆかちんはもうダメなのであるが、心臓はBPM134でヒットロックのビートを刻み、呼吸は500mlずつピルクル分わが肺を換気。そういった意味で、ゆかちんの肉体的機能は全然ダメダメではないのである。だからゆかちんは、現在地精神的に死んだゆかちんは、肉体的な死を待つのみなのである。これはひどい

……ところでゆかちんは、自分のことを「ゆかちん」と呼称する。だからこれは、ゆかちんの一人称による文章である。でもね。

だけど例えば、今ならまだ、ゆかちんを、三人称にすることはできるのである。言葉の上で、手品みたいに、勇気を出すことができるのである。

こうするのである。

ゆかちんはもう、ダメなのである。

 

だけどあたしは。

 

(了)

告白代行

告白代行

 

エヌ氏にはかねてより想いを寄せる女性がいた。広報担当の彼女が事務所に顔を出すことは少ない。しかし多忙な時期であろうと笑みを絶やさない彼女に、好感を抱いている同僚は多くいるようだった。

ある日、エヌ氏はライバルたちを出し抜くことを決意し、彼女に愛の告白をすることに決めた。しかし、なかなか彼女と話す機会を得ることができない。美人な彼女はあちこちで必要とされ、出張も多く、夜も接待がほとんど。デートに誘うことは不可能に思えた。

しかし実のところ、それはエヌ氏にとって言い訳に近いものだった。なにより、シャイなエヌ氏には、面と向かって想いを告げる勇気がなかったのだ。エヌ氏は逃げるように、恋愛指南本やインターネットコラムを読みふけった。

しばらくすると、「告白代行」というサービスを発見した。こんなものにまで代行サービスがあるのかとエヌ氏は驚く。発送代行、運転代行、さらには退職代行なんてものまである今の世の中。告白代行サービスもまた、需要があって生まれたサービスなのだろうとエヌ氏は思った。それにしても、いったいどんな人が利用するのだろうか。

「勇気を持てないあなたへ」というキャッチコピーを眺め、エヌ氏の心に小さな火が灯る。

「こんなものに頼るわけにはいかない。わたしは、自身の想いを自身の力で告げなければならない。それこそが愛の告白というものだ」

奮起したエヌ氏は、広報担当の彼女へメールを送った。

 

“あなたに愛を伝えたい。〇月△日□時、××公園の噴水にて待っています。”

 

送信後、エヌ氏は自身が異様に興奮していることに気がついた。胸が高鳴り、頬が紅潮している。当日、この熱い想いが彼女に間違いなく伝わるよう、エヌ氏は手紙をしたためることにした。エヌ氏にとって初めての愛の告白。それはもはや、成就の可能性などを超越しており、行為自体に意義が生まれていた。エヌ氏はこの告白を、ずっと昔から決められていた自分の使命であるかのようにも感じていた。

そしてついにやってきた告白当日。噴水の前、スーツを身にまとい、手紙を握りしめて待つエヌ氏。水が噴き出し、叩きつけられる音が、エヌ氏の緊張に拍車をかける。大きく息を吐きだしたところに、同じくスーツを着た男がやってきた。

「エヌ氏でしょうか」と男は声をかける。

エヌ氏は怪訝な面持ちで、小さく頷いた。男は続けた。

「わたくし、告白代行業者のエムと申します」

「告白代行?」

「ご存知でしょうか」

「ああ。しかし、頼んだ覚えはない。私は自分の言葉で、彼女に愛を伝えるのだ」

男はにっこりと笑って、ICレコーダーを取り出した。

「もちろんです。我が社は、多忙な女性から依頼されることもありましてね。彼女は実に忙しく、本日もエス社との接待があるのです。あなたの想いをお届けいたしますので、どうぞその手紙をご朗読ください。さあ、噴水がややうるさいので、もう少しこちらへ…」

 

(了)

 

iakuの感想

 

iakuを見てきた。

その前はゲキゲキを見た。

 

どちらもいつものように、観劇直後にツイッターに感想を書こうとしたが、どうもしっくり書ききれなくて。何度も書いては消し、一時間くらいタップ・スワイプを繰り返してから、「…俺、なんのためにこんなことしてるんやろ」とか「…まあ、どうでもええわ。ゴミやわ。何かを見て何かを言って、何かを成し遂げた気になってもしょうがないわ」とか思って、YouTubeで角栓の動画とか路上の喧嘩の動画を見るという、やっぱ客観的に福谷くんちょっと終わってるみたいな時間を過ごすハメになった。

僕は僕の主観的な感覚でも終わっているんだけど。

 

いやいや、そんな話じゃなくてね。

どうもツイッターで自分の投稿にリプかけて連投する仕組みだと、ほんとこういう、タナトス方面に言葉が展開されていってしまうから。一旦ブログにしてみようと思った次第です。

パソコンで書くから、消したり書いたりが楽だし。

ほんとスマホのタップとキーボードのタイピングって倍以上速度違うよね?

僕、パソコンのタイピングって、めちゃめちゃ誤字多くて速いタイプなんやけど、ものすごく自分の思考速度とアウトプットがマッチする。喋りださ、口が便利すぎて、思考速度よりも早く動くから、まさに「口から出まかせ」になる。でも、スマホだと遅すぎてストレス。ワープロがある時代に生まれてよかった。ちょうどいい。

 

今日はiakuを見たから、まずはiakuのことを書いてみよう。

『逢いにいくの、雨だけど』という作品。

面白かったとか書くのは簡単で。っていうか面白かったし。

ツイッターでは、「それを前提に」っていうことをエクスキューズしながら書こうとして、めんどくさくなったりした。一定の評価、とかいう言い方も偉そうだし。

思ったことを素直に書こうと思う。で、それがどんな書き味になったとしても、「書けた」ってこと自体がそのエクスキューズになればいいなと思ったり。

 

僕が思ったのは、尾方さんの役どころ、大沢潤が邪魔だなと。

この邪魔っていうのがどういう感覚かは、書きながら掴みたい。

 

ストーリーをざっくり書いてみよ。

ネタバレします。

 

絵画教室に通っていた少女と少年。少女が持っていた母親の形見であるガラスペンを、少年がちょっかいをかけて手に取る。取り合いの末に少年の目にぶっ刺さって、少年は失明してしまう。という出来事があって。加害者側とされる少女の家族と、被害者側とされる少年の家族の、当時の物語。と、並列に描かれるのが、大人になった少年と少女が再会する物語。少女は絵本作家となって、新人賞を受賞する。が、その絵本の物語の主人公キャラは、当時の少年が書いたヒツジがモデルでして。当時の少年は市から賞状をもらうくらいの才能の持ち主だったが、現在は義眼の営業サラリーマン。失明以来、絵画教室には通わなくなっていて。少女はずっと贖罪意識を抱えていて……。

 

みたいな話。

あ、やっぱ要素的には肉厚やからコレ、書くのめんどいな!上記の内容、全然取りこぼしまくりです。ストーリーの材料はこれだけじゃないです。

ちゃんと書こうと思ったら、結構プロットレベルで書かないといけないから大変やわ。

もっと色々ありますわ。くそくそめんどいわ。

まあでもこれは見てない人向けに書くつもりもないし、見た人に向けて書くつもりもないし、誰のためにも書いてないからもう関係ないわ。冬やわ。

 

まあ、めちゃめちゃ取りこぼしてるけども。

とりあえず「贖罪意識」の部分が肝かなと思っていて。「許す」ってことについての話かなと。それは当日のパンフレットにも書いてたけど。

これがねぇ、僕的にはね、ちょっと尾方さんの役どころせいで、入りあぐねてしまって。

尾方さんは、ガラスペンぶっ刺さって失明した少年ね。義眼のサラリーマン。

 

このお話、『桐島、部活辞めるってよ』的に、尾方さん不在で描かれていくべき、あるいはクライマックスまで登場しないで進んでいくべきだったんじゃないかなと。

 

僕は観劇中、何度か「ん?これ今なんの葛藤だっけ?」とか「あれ?何がそんなに問題なんだっけ?」って頭で考えてしまったのよ。で、頭で、論理で考えて、登場人物の苦しみや葛藤に「確かにそうだよね」とか「うんうん」とか思ったの。「確かに君の苦しみはわかるわ」とか。論理で。この、論理でわかるっていうのが、ちょっと遠い観劇体験でね。

 

っていうのもさ、義眼のサラリーマン尾方さん、たぶん上演が始まって30分くらいで出てくるの。元気な姿で。当時ね、目にガラスペンぶっ刺さって失明しちゃって。以来絵画教室にも通わなくなっちゃって。絵を頻繁には描かなくはなっちゃったけど。

まあ、こう、生きてるのよ。元気に。そらまあ、なに?「悩みの無い人なんていない」的なレベルの悩みはあるだろうけど、こう、元気に。そらもう、僕よりも立派に。

 

だからもう、なんていうの、何の問題もないわけ。

いや、まあ、問題ないこたないんだけど。

 

この、「問題ない、こたないんだけど…」的な部分が、まあミソではあるんですよ。

謝られても困るっていう大人になった少年と、贖罪意識を持った少女の会話は面白い。

あと、その横にいた二人ね。ちょっともう、説明がめんどくさすぎる二人。

いい役だよね。

ここがね、インタレスティングだったのよ。

「現在の出来事」はドラマチックだったの。あの関係、あの場でつむがれる言葉・一挙手一投足は興味深かった。

 

ただね、当時の、事件当時の両家の出来事、情景、物語がどうもね…。

いや、サイコーなんだけど、サイコーだからこそ。

 

そらもう、あれですわ。

説明すんのめんどくさいけど、色々あったんすわ。

色んな思いがそこにあって、こう、色々な言動があるんすわ。

それがねえ、こう、あれなんですけど。

めっちゃいい芝居やし、まさに葛藤、劇、ドラマなんですけど。

 

僕はその時間を、「まあでも…、キミたち。いろいろあるけど、尾方さんは元気でやってるよ」って思いを、ちょくちょくよぎらせながら見ちゃったわけ。

こっちはもう、未来人だから。

キミたち過去人の葛藤とかは、神の目線で見ちゃうから。

 

まあ、とはいえ、わかるよ。

過去人のキミたちも、ねぇ、キミたち的には“今”なんだろうし。というか、キミたちのそういうのがあって、元気な義眼リーマンがここにいて、立派な絵本作家が育ったよ。

だからもう、何の問題も、ないんだよ。いや、まあちょっとはあるけどさ。それはもう、“今”やってるから。時は来たよ。どうしたのよ、そんなに、過去人同士で揉めて。葛藤して。いやわかるけども!それはもう、まあ、色々あるやろうけど、そこはもう、いいよ!二十年以上経ってるから、こっちは!やってるから!同時進行で!今!俺が!(俺は関係ない)

 

って、思っちゃうわけ!

面白いよね!いや、そうなっちゃったわけよ!

 

これがなかなか。

だから、もし尾方さんの現在地が明示されてなかったら、ここまで神様ぶらずに済んだのかなぁと。神様目線になりすぎたんですよねぇ。

 

あ、ただ、情報の出てくる順番は全然僕が書いてる通りじゃないですけどね。

そこはもう手練手管の筆致で、そらもう上手にうまいこと作ってますけど。

おおむね情報が出そろってからの、後半45分くらいの感想かしらね。

 

『粛々と運針』ではまだ生まれてない子供に「こいつうるせぇ」と思って、今回の作品では過去の両親たちに「こいつらうるせぇ」と思うっていう。

いや、うるせぇとまでは本気で思ってないけどさ。

なんか、ここに俺の好み的なナニカがあるんやろうね。

 

面白いねー。

まあ、とはいえさ。“「許してあげる」と言ってあげれられる対象が不在である”っていうことがこの話の面白いところで、そこのおミソがちゃんとええ味出すには、尾方さんをちゃんと出して、ちゃんと出したうえで物語らなきゃ意味がないのはそうなんですよ。

 

まあしかしねぇ、ごちゃごちゃゆうても過去の両家の芝居がまた面白いんだ。

ほんとサイコーなんだ。

むしろこっちのほうがヒステリックだし、センセーショナルなんですよ。

ビンビンの演技を、ヒリヒリして観た。

それだけに、なんです。それだけに、「なんでこんなことになっちゃったんだ!どうしたらいいんだ!ああ、なんて、ああ、なんてことだ!」って俺たちは思うんです。もう、入って行っちゃうから。マジ、息をのんで観るんです。

 

で、気づくんです。大人になって、立っている義眼リーマンの姿を僕は知っていることに。

そうすると「ああ…おぉ…そういえば、そうや。当時の…うん。この、わかる。えらいこっちゃやで。息をのむ芝居や…!……まあでも…。うん。ちょっともう、当時のそれは、うん。あとでLINEで、俺ちょっと、現場に駆けつけるわ。今もう、大人になった少女と、マジもう、ドラマ始まるから。そっちがもう、ごめん、俺そっち行くわ」っていうね。

 

そういう理由があって、ちょっと当事者になりきれない、浮いた観劇体験になった。

ここまで書いて思ったけど、もしやこの感覚は義眼リーマンこそが覚えた感覚かしらね。

 

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ゲキゲキも見たし、野獣降臨も見たから、それも書こうと思ってたけど、書けるかな。

 

なんかあれやな。

タイピングがちょうどいいとかほざいたものの、こんだけ書くと、書いたら書いたでクソしんどいな。喋った方が早いわとか思ってまうもんやな。

なんか、三日くらいかかったし。ゲキゲキ見てから、書こうと思って、そのままダラダラして、iaku見てもうて、上の文章途中まで書いて、野獣降臨見たからな。

ほんまは彗星マジックも観たかったんやけどな。行けんやったな。

 

でも、劇の感想はおもろいな。楽しいな。

空飛ぶ観劇部の遺志をついで、まさにちゃんと観劇部、劇の感想を喋るやつとかやってみたいな。でも、やがてそのために、なんか喋らなあかんと思って、喋る材料のために劇を見るようになって、くそめんどくなって頭ヘンになるんやろな。

今ちょうど、義務感もなく演劇を観に行けてて、それが唯一救いやわ。

劇おもろいわ。

 

なんか変なこと書きだしてるわ。

もうやめとくわ。

 

(了)